Hondaの商用軽EV「N-VAN e:」を試乗する機会を得ました。そこで気づいたのは、最近ニーズの高いラストワンマイル業務と、アウトドアを楽しむ軽キャンパーにピッタリのクルマであることでした。では、なぜラストワンマイルと軽キャンパーに好適なのかを解説します。
ラストワンマイル業務にオススメの理由 その1
少しでもクルマに荷物を載せたい人にピッタリの仕様がある
配達業務で最も重要なことは、ひとつでも多くの荷物が積載できるかということ。ガソリンエンジン仕様車であるN-VANは、後席および助手席を倒してフルフラットの床が構築できることから、ラストワンマイル業務従事者から高い支持を集めていました。
N-VAN e:では、運転席しかシートのない「e:G」と、前後2列シートの「e:L2」が用意されています。より荷物を、ひとつでも載せたいという方に、これらのモデルはピッタリです。
N-VAN e:の4座モデルのメーターは液晶タイプですが、e:Gとe:L2は、特定の表示が固定されている「セグメント液晶メーター」を採用し、視認性が抜群。やや無骨に見えますが、仕事をするうえでは非常に便利です。
ラストワンマイル業務にオススメの理由 その2
リース契約のみのため定期的に新車に乗り換えできる
このe:Gとe:L2は、基本的にリース契約のみとなります。これならバッテリーがヘタってくる前に、リース期限が切れて新型に乗り換えることが容易です。新車で購入してしまうと、イニシャルコストがかかるうえに、なかなか乗り換えられませんからね。
ラストワンマイル業務にオススメの理由 その3
導入コストとランニングコストが安い
個人事業主がAmazon FLEXなどのサービスを利用するうえで、コストは気になるところ。
まず、自家用車(黄色ナンバー)として契約する場合は、国から55万円の補助金が出ます。これとは別に、自治体からの補助金も出ます。東京都の場合は35万円。つまり東京で購入する場合は90万円を補助金として受け取れます。リース契約の場合、車両本体価格から90万円を引いた金額から、毎月のリース金額が算出されます。驚いたのは事業用(黒ナンバー)の補助金。これが約100万円なのです!
ちなみにHondaでは、車検やメンテ、税金などもコミコミのサブスクも提供しています。これを利用するのも手ですね。
次にランニングコストについて。N-VAN e:のバッテリー容量は29.6kWh。ちなみに6kWh充電で4.5時間、急速充電(50kWh)なら約30分で満充電になるとのこと。電気代は1kWhあたり約30円ですので、1回の充電で888円。これで走行可能距離が245kmとのことなので、1㎞あたりのランニングコストは3.6円となります。軽自動車の街乗りがリッター15km程度と仮定すると、レギュラーガソリンが180円として、1kmあたりのコストが約11円。ケタ違いの安さといえそうです。
ラストワンマイル業務にオススメの理由 その4
とにかく疲れづらい
そして何より大きなメリットは、疲れづらいということ。N-VANよりも乗り心地がよいだけでなく、モータードライブによる静粛性とトルクフルな走りは、疲労低減に効果あり! さらにエンジン音がしないので、深夜や早朝などエンジン音由来の苦情が出やすい時間帯でも安心なので心労も減ります。
モーター駆動ゆえトルクが太い一方、急加速をして荷崩れなどしづらいアクセルセッティングになっているのも美点。下り坂でも回生が強くかかることもありませんでした。
次のページでは、軽キャンパーにオススメしたい理由を紹介します。
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