●遊び尽くせ!蒼天堀アクティビティ
ストーリーとバトルのほか、やり込み要素やミニゲームも忘れてはならない。一番時間をかけたのは「赤目ネットワーク」というクエスト関連の要素で、あらかたやるのにゲームの半分くらいは費やしていた気がする。
ミニゲームもいろいろあって話題に事欠かない。ほかの作品でも遊べたゴルフやカラオケ、ゲームセンターのほか、ビリヤードにポケットサーキット(ポケサー)というものが遊べる。
そのほか、「生っぽいキャバ嬢」と作中で言われているキャバクラへ行けるのも本作ならではのポイント。発売のかなり前からオーディションなどを行ない、CGmodelではなく、実写映像で女性がゲームにキャバ嬢として登場していた。
忘れてはならないのが闘技場の「ZIGOKU TEAM RUMBLE」。最大10名の仲間でチームを組み、集団戦を行なうバトルコンテンツだ。これがまた結構なやり込み要素で、筆者はまだ終わらせられていない。
●やって悔いなし!今からでもぜひ
プレイする前は桐生一馬の物語を知らない身だったので若干の不安があったが、いざ遊んでみれば杞憂に終わった。素直に遊んでおいて良かったと思う。
筆者のように「過去作未プレイ」が理由でプレイを保留している人は、ぜひ思い切って飛び込んでみてほしい。案外スルッと世界観にはなじめるし、プレイフィールも良い意味でわかりやすい。
プレイ時間もクリアまで22時間と控えめなものの、それを上回る密度と満足感に満たされている。体感的には50時間くらい遊んだ気分だ。忙しい大人にとって、ゲームはこのくらいのボリュームがちょうどいいのかもしれないとさえ思う。
また、ネタバレになるので詳しくは言えないが、筆者はエンディングで泣いた。「こんなん反則やん」と思わずえせ関西弁になってしまうくらいには泣いた。
桐生一馬は次のシリーズ最新作『龍が如く8』にも登場することが決まっているが、確かに本作こそが単独主人公として、ひとつの区切りになる「締め」の作品であったと、クリアした今なら納得できる。2024年1月26日に発売される続編の出来にも大いに期待しよう。
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