世界初の量産ハイブリッド自動車として1997年に誕生したプリウス。「21世紀に間に合いました。」のCMから25年が経ち、今やハイブリッド車の代名詞に。そんな21世紀においてプリウスが果たす役割、目指すところは何なのでしょう?
そこで、「純情のアフィリア」の7枚目となるシングル「この盾に、隠れます。」の衣装を着た寺坂ユミさん(別名:ASCII.jp自動車部・ゆみちぃ部長)とともに探ってみました
◆新型プリウスはスーパーカーのような見た目
「プリウス、もちろん知っていますよ!」と語る知多半島出身部長。さすがトヨタのお膝元(ちょっと遠いけど)という土地柄、物心付いた頃には、街のあちらこちらでプリウスが走っていただけのことはあります。
そんななじみのあるプリウスですが、新型を見るのは初めての様子。近未来SF映画に出てきそうなスポーティーな見た目は、従来のプリウスとは大きく異なります。「なんか形がすごい……」と、大きな目を大きく見開いた部長は、形容する言葉を失ってしまいました。
このエクステリアが、プリウスが目指すハイブリッド車の新しい道のひとつを指し示していることを、この時の同行スタッフ一同は知る由もなかったのでした。
しげしげとプリウスを観察するアイドル服部長。「最近よく思うんですけれど、クルマの色って重要ですよね」と思わぬ事を口にします。「今日のプリウスは赤でカッコいいと思うんですよ。でも白だったら商用車に見えて、あまりカッコいいとは思わないかも」と、“推しの子”から、歯に衣着せない“恐ろしい子”な発言が飛び出すではありませんか。白の方が下取りは高いんですけれどねぇ……。
ちなみに今回お借りしたクルマは「エモーショナルレッドII」というオプションカラーで、お値段5万5000円。「え? お金がかかるんですか?」と、お財布ガチガチ部長は驚いた表情をみせました。
オシャレは足元からということで、ホイールまわりをチェック。「SUVっぽい雰囲気ですね」というように、ホイールアーチ周辺に加飾を設けて、力強さマシマシです。
プリウスといったらハイブリッド。ということで、パワーユニットをチェックしましょう。アイドルがエンジンルームをのぞき込む写真を掲載するのはASCII.jpだけです。
パワーユニットは2.0Lハイブリッドシステムと1.8Lハイブリッドシステムの2種類。システム出力は2.0Lハイブリッドが2WDで196PS、4WDモデルで199PS。1.8Lハイブリッドシステム車(2WD)が140PS。先代は1.8Lハイブリッドのみの設定で122PSでしたので、上位グレードは馬力が1.6倍! 「あまりアクセルを踏まなくていいのですね」と、アイドル部長は笑顔です。
ゆみちぃ部長的にクルマの荷室はとても気になるところ。バックドアを開けてみましょう。「意外と荷物が載るかも」と驚かれた様子。ですが「荷室とドアの開口部がフラットじゃない!」と指摘。重たい荷物を積載する時、段差があると“か弱い”部長にはつらいのだとか。
一方、AC100Vアウトレットがオプションで用意されており、電源部長のココロをハートキャッチプリウス。「あるとないでは大違いです! ヘアアイロンとか使えますからね」と髪型を気にするボブカット部長にとっては重要なようです。
この連載の記事
-
第483回
自動車
【ミニバン売れ筋対決】ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の良いところと微妙なところ -
第482回
自動車
これがBMWの未来! フラッグシップEVの「iX」は乗り心地良すぎで動くファーストクラス -
第481回
自動車
アルファ・ロメオのハイブリッドSUV「トナーレ」はキビキビ走って良い意味で「らしく」ない -
第480回
自動車
独特なデザインが目立つルノーのクーペSUV「アルカナ E-TECH エンジニアード」はアイドルも納得の走り -
第479回
自動車
レクサスのエントリーSUV「LBX」は細部の徹底作り込みで高級ブランドの世界観を体現した -
第478回
自動車
レクサスの高級オープン「LC500 コンバーチブル」は快適さのその先を教えてくれる -
第477回
自動車
BMWの都市型SUV「X4」は直6エンジンならではのパワフルな走りがキモチイイ! -
第476回
自動車
最新のマツダ「ロードスター」は乗った誰もが乗り換えを検討するレベルのデキの良さ -
第475回
自動車
EV=無個性ではない! BMWのEV「iX3」は剛性ボディーが魅力のミドルサイズSUV -
第474回
自動車
ルノーのコンパクトカー「ルーテシア E-TECH エンジニアード」は軽量でパワフルでスポーティー! -
第473回
自動車
ホンダの大人気ミニバン「FREED」に乗ってわかった5つの良くなったポイント - この連載の一覧へ