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環境にもお財布にもエコなハイテクカー

燃費38km/Lに達した新型プリウスがヤバイ!

2009年05月20日 20時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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100万台以上売れたエコカーが
フルモデルチェンジ!

 トヨタは18日、6年ぶりのフルモデルチェンジとなる、3代目プリウスを発表した。化石燃料の枯渇が懸念され、さらには大不況の煽りで、環境にもお財布にもエコが叫ばれているこのご時世。新型プリウスはエンジンの排気量アップ、空気抵抗の軽減、進化したハイブリッドシステムにより、燃費は驚異の38km/L(10・15モード)を叩き出し、さらにベーシックグレードの価格が205万円という破格のプライスで登場だ。

このマスコミ記者の数! クルマ業界だけでなく、様々なメディアから注目されていた

新型プリウスの魅力を、トヨタ副社長である豊田氏が解説した

発表会当日は、お台場のMEGAWEBと、meet-me内にトヨタが設立した3次元仮想都市「メタポリス」との間で2元中継が行なわれており、ユーザーからの質問にその場で豊田副社長が答えていた

 燃費と値段だけでも驚きなのだが、天井部にはソーラーパネルを備えて、真夏の炎天下でも自動的に換気をしてくれる「ソーラーベンチレーションシステム」が採用されている。また、センターメーターは相変わらずだが、エコドライブモニターが表示されるようになり、今、クルマがどのように燃料を消費しているのか、燃費はどれくらいなのか、といったデータを出してくれるので、常にエコを意識した運転ができそうだ。それでもうっかりアクセルを踏みすぎてしまう人は、インパネに装備されている「エコモード」ボタンを押せば、アクセル操作に対する出力を穏やかにしてくれたり、エアコンを省エネ化してくれる。高速道路でちょっとしたパワーが欲しい場合は「パワーモード」ボタン。モーターではなく、エンジンをメインに使って走ってくれるモードで、改良されたシャーシと相まって、かなり俊敏な走りができる。

ライトがシャープになって精悍な顔つきに

トランクはゴルフバッグが3つも入るのだ!

 メカニカル的な部分を見ると、エンジンの排気量を1.5リッターから、1.8リッターに拡大。さらにモーターの出力が従来の50kWから60kWに引き上げられたことで、2.4リッター車クラスの走りを実現している。バッテリーは小型化されたが、高出力ニッケル水素バッテリーを使うことで高出力化されている。回生充電システムもパワーアップし、2代目よりもバッテリーが長持ちするようになっているのだ。足回り(シャーシ)もジオメトリーを最適化することで、2代目よりも優れた直進安定性と高いロール剛性が確保されている。すなわち、走りの面でも乗り心地の面でも進化したということだ。

(次のページへ続く)

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