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CESで注目した北欧のオシャレ電動バイク、オランダの量子コンピュータなどハードウェア8種

FutuRocket美谷広海氏の「CES 2023」レポート――「CES 2023」注目のハードウェア

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動きがかわいいラバランプスピーカー

液体中に浮いているバブルが音楽にあわせて変化するのが楽しい

 60年代に流行したラバランプ(液体の中にあるワックスがゆっくりと上昇していくランプ)とスピーカーを組み合わせたような商品。液体の中にある色のついたバルブが音楽にあわせて変化し、視覚的にとても楽しい。残念ながらこちらの製品、出展者を調べてみたところメーカーではなくガジェット製品などを扱うオンラインストアであった。製品情報を調べてみても出てこなかったが、楽しい商品なので、今後日本でも目にしたいところだ。

薄くて透明なトースター「Graphene Kitchen Styler」

韓国のGraphene Squareの製品。今年のCES Innovation Awardsのベスト・オブ・イノベーションを受賞している

 まるでプラスチックの書類入れのような、折りたたみ式で表面が透明なトースター。トースターの上下の透明な部分には、「グラフェン(Graphene)」という原子1個分ほどの厚さの非常に薄いシートが使用されている。

 これが熱を伝えてトーストを焼くだけでなく、ステーキなども焼くことができる。透明なので、焼け具合を目視で確認できるほか、従来製品よりも50%少ないエネルギーで焼くことができ、アウトドア用の充電バッテリーで作動するという。

余談――開始日にほぼ空っぽだった展示ブース

コロナ禍の影響もまったくないわけではなく、出展をとりやめたと思われるブースもあったが、こちらは最終的に会期中に何が展示されたのか気になったブース

 華々しいCESの中でも奇妙だったのが、こちらのブース。まったくの空っぽということでもなく、幾つかの荷物だけが置かれていた。調べてみると、このブースを出展していたのはアメリカのスタートアップで、水やコーヒーの摂取量を計測するためのスマートコースターをクラウドファンディングに出していたが、そちらは不成立となっていた。

 こちらの展示スペース、CES通常の価格では1コマ(3.3m×3.3m)4000ドルで、4コマ分はあるので、1万6000ドル、日本円で約200万円となるが、何があったのか気になるところだ。

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