2021年春、ホンダ初となる量産EV「Honda e」を衝動買いした。
Honda eが「なんとなくスマホっぽい」というのが、購入した動機だ。普段は「スマホジャーナリスト」としてアスキーなどで記事を書いているが、Honda eがまるでスマホの周辺機器のように見えてしまい、「これはスマホと同じく買ってレビューしなくては」という人柱精神が芽生えてしまったのだ。
Honda eには様々な特徴があるが、走りやEVに関するレビューはほかの人がさんざん記事化しているので、ここでは割愛したい。
5枚のディスプレイは圧巻!
まず、目を引くのがダッシュボード周りだ。5枚のディスプレイが横一列に並んでいるのが壮観だ。左右の端はドアミラー代わりのモニターとなっており、左右の背後を約170万画素のカメラで確認できる。普段、スマホのレビューをしていると「170万画素なんて、しょぼすぎる」と思ってしまうのだが、とりあえず夜間や雨の中でもしっかりと背後を確認することが可能だ。ただ、もうちょっと高解像度だとさらにくっきりと見えるじゃないか、ホンダは部材をケチったのか、という気がしなくもない。
中央にある2つのディスプレイにはカーナビやアプリなどを表示することが可能だ。
Honda eにはAIパーソナルアシスタントが備わっており「オッケー、ホンダ」と声をかけると、パーソナルアシスタントが起動。ナビの目的地設定やバッテリー残量などを声で教えてくれるようになっている。まさに「オッケー、グーグル」や「ヘイ、Siri」のホンダバージョンなのだ。
音声の認識率はそこそこ高めなのだが、カーナビ自体の性能がイマイチのような気がして「オッケー、ホンダ」と呼びかけることはほとんどしなくなってしまった。
iPhoneもAndroidもHonda eで使える
Honda eでは「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応する。スマートフォンで使っているアプリを、クルマのディスプレイに表示して利用できるのだ。クルマに合わせた画面構成、ユーザーインターフェースになっているので使いやすい。
自分がメインで使っているのは「Apple CarPlay」だ。あらかじめ、iPhoneでGoogleマップを使い、目的地などを検索。その後、Honda eに乗り、Apple CarPlayのGoogleマップを開くと、履歴の中に検索した目的地が残っている。あとはそこをタッチするだけで目的地設定が行なわれ、道案内をしてくれる。Googleマップであれば、渋滞情報がリアルタイムに反映されており、すぐに迂回ルートを教えてくれる。
1年弱、Honda eでGoogleマップを使っているが、首都高の霞ヶ関あたりのトンネルを走行するとズレまくったりして困ったりもするが、それ以外の場所であれば極端に自走位置がズレるということもなく、ほぼ問題ない感じだ。
また、Apple CarPlayではアップルの音楽配信サブスクリプションサービス「Apple Music」も利用している。子供が好きそうな曲をプレイリストにして流しておけば、5歳児も大満足してくれる。電話の着信もディスプレイやハンドル部分のスイッチで応答できるし、メッセージの着信も確認できる。メッセージの返信も音声で入力できるなど、視線を前から外すことなくスマートフォンを操れるのが便利だ。
Honda eで気に入っているのが、HDMI端子がついている点だ。HDMIケーブルでスマートフォンやタブレットを接続すれば、スマートフォンの画面をHonda eのディスプレイに出力できる。
Honda eは電気自動車なので、出先で急速充電をするということが多い。急速充電は1回30分がほとんどで、その間、待っているのが結構退屈だ。地上波テレビも見られるのだが、HDMIケーブルでスマートフォンを接続すれば、YouTubeやNetflixを見て時間を潰すことができるのだ。
ただ、スマートフォンをHDMIケーブルで接続して、Honda eのディスプレイに出力するとなるとケーブルがごちゃごやしたり、そもそも「スマホで見ればいいじゃん」ということに気がついてしまったのである。
そこで、「Amazon Fire TV Stick」を購入。HDMI端子にぶっさしている。これにより、Fire TV Stickのリモコンを使い、Honda eの車内でYouTubeやNetflix、DAZNを視聴できるようになった。Honda eは車内を「リビング空間にする」というのがコンセプトにあったようだが、まさにリビングに近づいた感がある。
車内Wi-Fiはもう少し容量が欲しい
Honda eは車内Wi-Fi機能も備わっている。どうやらソフトバンクの通信モジュールが内蔵されているようで、機能をオンにすることで車内でWi-Fiが利用できるのだ。
ただ、1GBパック330円、2GBパック660円、3GBパック990円、5GBパック1650円という金額設定になっている。LINEMOなどと比べても妥当な料金ではあるが、車内で動画を楽しみたかったりするだけに、もうちょっと大容量でお買い得なパックも用意してほしいところだ。自分はスマートフォンで使い放題プランに契約しているため、車内ではテザリングでFire TV Stickにつないでいる。
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