クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、世界に1台しかない車と言われる、ル・マン24時間耐久レースで活躍したMGBル・マン仕様のレプリカ「MGB Le Mans 2021」に試乗してきました。希少なクルマに乗ることができるということで、前の日はドキドキ&ワクワクしてしまい寝不足気味……(笑)。
とはいえ、私が産まれる何十年も前にル・マン24時間レースに参戦したというMGBをしっかりレポートしていきます!
MGBってどんなクルマ?
イギリスを代表とするスポーツカーブランド「MG」から発売されたライトウェイトスポーツで、1962年に発表され、1980年までの18年間で52万台が製造されています。1963~65年の3年間、ル・マン24時間レースに空気力学的に強化されたフロントノーズを持つMGBで参戦し、1965年はラリーレジェンドドライバーのパディ・ホプ・カークとアンドリュー・ヘッジスの2人が総合11位でフィニッシュ、GTクラスで2位入賞という結果を残しました。
世界に一台の車って、どういうこと?
それではここからはMGBの特徴を写真で説明していきます。
では、外装を見ていきましょう。
私は、運転席の横にサイドミラーが付いている車にしか乗った事がなかったのですが、ボンネット部分にサイドミラーが付いていると目線の移動が少なくて運転しやすかったです。
続いて内装を見ていきましょう。
ロールバーをいれることでボディー剛性が高くなり、安定して走れるようになります。
試乗した感想は、何もかも規格外!この一言につきます(笑)。まず驚いたのは、キャブレターの音です。エンジンをかけると「ブァンッ」という爆音が。アクセルを踏むたびに唸る唸る! アクセルレスポンスは◎で、踏むと素直に応えてくれます。
車内でかなり大きな声を出しても聞こえないので、話すことを諦め車が止まってから話しかけよう思った程です。静かな車内最高! という車ばかり乗ってきたせいか一番驚いたポイントでした。パワステがないので重ステにも手こずりました。走りだし&カーブを曲がるときのハンドルの重さは、握力が弱い私にはかなり辛かったです。
現代の車を運転するように曲がると、ハンドルが回らないんです。教えてもらったのは、手をハンドルの真上に持っていき曲がりたい方向に思い切り引っ張るという方法です。ハンドルを握って回すというよりも ハンドルを思い切り引っ張るというイメージです。パワステの付いていない車に乗るときはぜひ試してほしいです。
ハンドルを握って気づいたのは、路面の感触がハンドルにダイレクトに伝わってくることです。これによって、路面の状況を確認できるのです。ル・マン24時間レースをMGBで挑んだレーサーは、細かい路面状況を感じながら車に負担の少ないラインを選んで走ったのだと思います。
また、乗り心地はサスペンションが固いため突き上げ感があります。50km/hで走行しながら減速帯を越える時は車内でピョンピョンと跳ねてしまうくらい振動が……。ただ、速度が上がるにつれ振動の突き上げ感が弱くなっていきます。速度とともに突き上げ感が変わるというのは、今までにない経験で面白かったです。
ちなみに、このMGB Le Mans 2021ですが1500万と高額にもかかわらず販売済ということです。購入された方は、現代の車では見ることのできないデザインや走りなど、MGBでしか味わえない楽しみに惹かれたそうです。愛車として迎え入れると、色んな意味で我慢をしなければいけないこともあるかもしれませんが、世界に1台の車に乗るという贅沢な時間を過ごすことを選択したのでしょうね。
「MGB」試乗記はYouTube「矢田部明子のガレージライフ」でも公開していますので、よろしければご覧ください。ドローンを使った圧巻の走行シーンをご覧ください!
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第644回
自動車
打倒アルファードの大本命! 日産復活の狼煙、新型「エルグランド」が示す高級ミニバンの最適解 - 第643回
自動車
絶滅危惧種の4座オープン「メルセデスAMG CLE53」は実用性と怒涛の加速を両立! - 第642回
自動車
≒JOYも大絶賛の可愛さ! 見た目はレトロ、中身は最新EV「ID. Buzz」がミニバンの常識を変える - 第641回
自動車
「ランクル250&レクサスGX」徹底比較! ディーゼルの無骨さ vs V6ツインターボの洗練! - 第640回
自動車
国内EV市場の1/3を占める大ヒット作! 日産「サクラ」がマイナーチェンジで使い勝手を劇的向上 - 第639回
自動車
「日本でも売って!」マツダの海外専売SUV&EVを試乗して見えた、仕向地ごとの見事な味付け - 第638回
自動車
トヨタ「ヤリスHV」で熊本〜東京1200km走破! リッター33km超えの驚異的燃費と引き換えに失ったもの - 第637回
自動車
【働くクルマ】昔よく見た「宮型霊柩車」の知られざる架装費用と奥深い秘密を徹底解剖 - 第636回
自動車
後席も荷室も我慢しない! FIAT500の魂を受け継ぐ5ドアSUV「600(セイチェント)」がめちゃ優秀 - 第635回
自動車
カタログ値超えの実燃費! ゴルフ ヴァリアントで1000km走破に挑んでわかったディーゼルの強み

















