ワイモバイルにMNPで乗り換えてみた 筆者撮影
10月1日に施行された改正電気通信事業法により、スマホ業界に「端末割引は2万円まで」「長期契約の違約金は1000円以内」などの新ルールがもたらされました。これを機に、キャリアやプランを考え直している人も多いのではないでしょうか。
実は筆者も、仕事に使っているメイン回線をNTTドコモからワイモバイルに切り替えてみました。
■大手キャリアは「お得感」の競争に
10月には携帯料金の値下げが期待されていたものの、新規参入するはずだった楽天の有料サービスの開始が遅れたこともあり、大手キャリアの料金は高止まりしている印象があります。
その一方で「月々サポート」などの端末購入補助は廃止され、端末の値引きも2万円までに制限されました。ミッドレンジの「Galaxy A20」など、規制の範囲内で「1円」で売られている端末はあるものの、最新のハイエンド端末を入手するハードルは上がっています。
代わりに各キャリアが競っているのが、キャッシュレスやポイントの連携に代表される「お得感」です。その最新事例となったのが、12月1日からドコモが新料金プランのユーザー向けに提供する「Amazonプライム1年間無料」です。
Amazonプライムの年会費4900円はドコモが負担。新料金プランのユーザーはまもなく1000万人に達するとのことから、ドコモは少なくとも100億円規模を還元する用意があることになります。
5G時代に向けて、大手キャリアによるサービスのバンドルはますます増えるものと予想されています。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ