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Windows情報局ななふぉ出張所 第177回

大手キャリアの「お得感競争」が始まったが…:

ドコモからワイモバイルに乗り換えたワケ

2019年11月28日 09時00分更新

文● 山口健太

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■メイン回線をワイモバイルにした理由

 こうした業界の動きがある中で、筆者が仕事に使っていたドコモ回線にも問題が出てきました。月々サポートによる毎月2900円の割引が終わったことで、毎月の携帯料金が一気に上がったのです。

 それと入れ替わりになるように、筆者は楽天自社回線の無料サポーターに当選。当面の間、無料でテザリングや海外でのデータ通信ができることになりました。そこで思いついたのが、メイン回線のワイモバイルへの切り替えです。

オンラインでSIMカードを注文。移行自体は10分もかからずに完了した

 ワイモバイルの料金は大手キャリアより安いのはもちろん、無制限の音声通話が月額1000円と安く、PayPayとのキャンペーンがあることも魅力です。さらに家族割を適用することで、「スマホベーシックプランM」を大手キャリアの半額近い料金で使える計算になりました。

 また、これまで2年間無料だった「データ増量無料」は、11月29日以降に申し込むと無料期間が1年間に短縮されます。これもワイモバイルに乗り換えるには良いタイミングだったといえます。

ワイモバイルの「データ増量」、11月29日以降は無料期間が1年間に

 ドコモの場合、dカードやdポイントと絡めたキャンペーンや、新たに追加されたAmazonプライムの特典はたしかに魅力的です。ただ、それらを合計しても通信料金の差を埋めることではなさそうです。

 2020年春には大手キャリアの5Gサービスの開始が予定されており、戻りたくなる可能性は十分にあります。その場合も、ワイモバイルの新料金プランは契約期間の縛りがなく、いざとなれば大きな費用の負担なく戻ることができます。

 2年契約が事実上なくなったことを最大限に活かして、しばらくは業界動向に合わせてキャリアを乗り換えるスタイルを試してみたいと思っています。

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