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最新パーツ性能チェック 第179回

「Radeon R9 Fury」および「R9/R7 300シリーズ」の性能を比較

2015年07月21日 20時00分更新

文● 加藤 勝明 編集●北村/ASCII.jp

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写真で見るR9 Furyと
390X/380/370

FuryはHBMメモリーを搭載するため基板は非常に短い。しかし「R9 FURY 4G HBM TRI-X」は長さ約300mmの巨大クーラーを基板から大きく張り出すように装着している。はみ出した部分からフィンとヒートパイプが見えるのが非常にカッコ良い

Furyは基板部分が短いのでカード中盤に補助電源コネクターが配置されている。8ピンコネクター2基の根元にはFury Xと同じ負荷に応じて点灯するインジケーターLEDが配置。発光色を調整するDIPスイッチも見える

Furyのディスプレー出力はFury Xと同様にDVIがないかわりにDisplayPort×3+HDMI1.4a×1というモダンな仕様。EyeFinityを利用すれば最大6画面構成まで拡張できる。GPUクーラーのカバーが厚いため、カード自体は2.5スロット厚になっている点にも注目

「R9 390X GAMING 8G」(上)および「R9 380 GAMING 2G」はバックプレートが標準装備されているが、「R7 370 GAMING 2G」にはバックプレートがない

補助電源コネクターの仕様。上からR9 390X/R9 380/R7 370の順。ヒートシンクのフィンの走る方向がR9 390Xだけ異なる。こちらもハイエンドのR9 390Xだけ2.5スロット厚だ

検証環境はFury Xの時と同じ

 今回の検証環境は前回Fury Xレビューの時のものをそのまま流用しているが、締切や機材調達の関係でFury XとR9 290X、およびGTX980Tiのデータは前回のものを流用している。特にFury Xはドライバーのバージョンが上がっているため、参考値として捉えていただきたい。

テスト環境
CPU Intel「Core i5-4670K」(3.4GHz、最大3.8GHz)
マザーボード ASRock Z97 Extreme6(Intel Z97)
メモリー Corsair「CMY16GX3M2A2133C11」(DDR3-2133で使用、8GB×2)
ビデオカード Sapphire「R9 FURY 4G HBM TRI-X」(Radeon R9 Fury)
MSI「R9 390X GAMING 8G」(Radeon R9 390X)、Radeon R9 290X リファレンスカード
GeForce GTX 980Ti リファレンスカード
GeForce GTX 980 リファレンスカード
ASUS「STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5」(GeForce GTX 960)
SSD Crucial CT512M550SSD1(512GB)
電源ユニット Corsair「RM650」(80PLUS Gold、650W)
OS Windows 8.1 Pro(64ビット)
グラフィックドライバー Catalyst 15.7
GeForce 353.30

→次のページヘ続く (全カードを比較

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