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プリンストンのデジギア道 第36回

USBメモリーとホテルWi-Fiにもなるアダプター

スマホの容量不足を解消する、ワザあり機器

2015年04月30日 11時00分更新

文● 花茂未来

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iPhoneで外付けストレージを使う

 さて、Android端末はmiroUSB端子があるので、紹介した「PFU-XMT3シリーズ」を直接挿せば外部ストレージとして利用可能だ。しかし、独自端子しか持たないiPhoneではそうはいかない。そこで注目したいのが、同じくプリンストンが販売しているワイヤレスモバイルストレージ「デジ蔵 ShAirDisk」(PTW-WMS1)である。

「デジ蔵 ShAirDisk」(PTW-WMS1)。本体サイズは幅51×奥行き56×高さ18mmで、重さは約30gと小型軽量。

 これはLANに接続することで、USBストレージをNASのように使える製品。インターフェースとしては、100BASE-TX×1、外部ストレージを接続するためのUSB×1、「デジ蔵ShAir Disk」への電源供給用のMicro-USB×1を備えている。無線LANはIEEE 802.11 b/g/nに対応する。

 また、外部ストレージとしては64GBまでのUSBメモリー(FAT32/exFAT)と、2TBまでのUSB外付けHDD(FAT32/NTFS)を利用できる。

iOS/Android/kindle fire向け専用アプリを用意

 スマートフォンやタブレットからデジ蔵 ShAirDiskにアクセスするには、専用アプリの「ShAirDisk」を用いる。本アプリでは、デジ蔵 ShAirDiskに接続したストレージへの読み書きのほか、デジ蔵 ShAirDiskの設定を支える管理機能も担っている。

 各端末向けのアプリは以下のページで配信している。

 なお、スマートフォンやタブレットが手元にない場合は、WindowsマシンやMacのブラウザーを使うSamba接続でのアクセスもサポートしている。

デジ蔵 ShAirDiskへのアクセスはWi-Fiで行う

 スマートフォンやタブレットからアクセスするには、デジ蔵 ShAirDiskにWi-Fiで接続する。手順はデジ蔵 ShAirDiskに電源供給用のMicro-USBと、USBストレージをつなぐ。続いて、Wi-Fi一覧(SSID)から「ShAirDisk-xxx(xxxは製品ごとの固有番号)」を選択し、デフォルトパスワードである「88888888」を入力する。

端末の無線LAN設定で、「ShAirDisk-xxx」に接続する。

 あとはインストールしておいた専用アプリを起動するだけ。これでデジ蔵 ShAirDiskに接続したUSBストレージにアクセスできるようになる。最大5台までの同時接続に対応しているので、友人同士で動画を楽しんだり、あるいは出張先でPC、スマートフォン、タブレットなどネットワーク対応機器を複数台使う場合でも快適。

インストールしておいた「ShAirDisk」を起動する。

アプリが起動して、デジ蔵 ShAirDiskに接続したストレージが表示された。

ファイルの閲覧も快適で、写真や動画のプレビュー、音楽の再生にも対応している。

ファイルを選んでかんたん転送

 肝心のファイル転送についても、アプリ上で必要なファイルを選択し、転送先のフォルダーを選ぶだけだ。

画面右下の「My Device」で、スマートフォン内のファイルを表示。画面上部にある「選択」ボタンをタップする。

転送したいファイルをタップして選択し、「アップロード」をタップする。なお、USBストレージからスマートフォンに転送する場合、表示は「ダウンロード」に変わる。

ファイルの転送リストが表示され、転送が始まる。

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