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【2012年まとめ】秋葉原自作PCパーツ街を振り返る

2012年12月28日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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9月
えっ、また深夜販売? 景気いいね!

 先月に続いて、ミドルクラスGPU「GeForce GTX 660」および「GeForce GTX 650」を搭載するビデオカードの深夜販売が実施された。
 また、今月からASUSの呼称がアスースからエイスースに変わり、コアなユーザー間ではブランドネームや製品の読み方論争に再度幕が下ろされることになった。

ビデオカードの深夜販売を行なったのはTWOTOP秋葉原本店のみ。少々寂しい深夜販売になるかと思いきや、開店30分前には20名を越す行列が店頭にできていた

10月
新OSの発売というお祭りに街は大騒ぎ!

 10月は大きなニュースが連続した。まずはAMDの第2世代APU“Trinity”と、“Vishera”こと新型CPU「FXシリーズ」の発売だ。“Ivy Bridge”に大きく水をあけられていたAMDが、一気に挽回しようと攻勢をかけてきた。
 そして、今年最大のお祭りとなったのが、新OS「Windows 8」の発売だ。深夜販売としても今年最大の盛り上がりとなり、午前2時をまわってもまだ自作パーツ街に人が残っているほどの活気に満ちていた。

全部で13店舗がWindows 8の深夜販売を実施し、秋葉原の街全体が人で溢れかえった

声優の古谷徹さんもトークショーやカウントダウンイベントに参加した

11月
NUCの超小型PCパーツが市場に出回る

 インテルからLGA 2011対応ハイエンドCPU「Core i7-3970X Extreme Edition」が登場した。シリーズ最上位モデルということで約9万円と高額ながら、多くのショップが入荷していた。
 また、Samsung製の新型SSD「Samsung SSD 840 PRO」が発売された。新型コントローラーと転送速度が話題になり、入荷と完売を繰り返す人気製品となった。
 下旬にはIntelの小型PCフォームファクター「NUC」に準拠するマザーボードが市場に出回った。10cm角というマザーボードサイズが小型PCマニアの琴線に触れ話題沸騰中だ。現在もケースや電源など関連製品が次々と発売されており、NUCは今一番ホットな製品となっている。

シリーズ最上位モデルとなる「Core i7-3970X Extreme Edition」。動作クロックは3.5GHzで、価格は約9万円!

Samsung製の新型SSD「Samsung SSD 840 PRO」。新型コントローラーと転送速度が、発売前から話題となった

12月
またもやパーツショップが……

 Windows 8の発売で、PCの総入れ替えを検討する人が増える中、またもや秋葉原のパーツショップが姿を消すこととなった。パソコン工房秋葉原本店とフェイス秋葉原本店だ。どちらも2013年1月6日をもって閉店する。パソコン工房は秋葉原から撤退するが、フェイス秋葉原本店は秋葉原の別な場所での再オープンを検討しているとのこと。 

パソコン工房秋葉原本店は完全閉店、フェイス秋葉原本店は移転を検討中

深夜販売づくしの2012年

 さて、駆け足で1年を振り返ってみたが、今年は深夜販売が異常に多かったと思う。例年に増して新製品やモデルチェンジが豊富で、実に楽しく、また、財布に厳しい1年だった……。
 自作PCマニアの諸氏にとって2012年はどんな年だっただろうか? 来年も楽しい自作ライフが送れることをASCII.jp編集部一同で祈るとともに、皆さんに楽しい記事を提供できるよう、より一層精進していく所存だ。  

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