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【2023年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2023年12月30日 13時00分更新

文● ドリル北村

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 2023年の自作PC業界は、ミドルレンジクラスのビデオカードの新製品が多数発売された。とくにGeForce RTX 40シリーズが市場を席巻した年だったと言えよう。

 それにともない12VHPWRコネクターを装備した電源や、支柱のないピラーレスPCケースも流行した。

 そんな2023年はどんな年だったのか、自作PCニュースを振り返ってみよう。

1月
GeForce RTX 4070 Tiの夜間販売を実施

 NVIDIAの新型GPU「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載したビデオカードが5日(木)23時に販売解禁。秋葉原ではパソコン工房 秋葉原BUYMORE店にて恒例の夜間販売が実施された。

夜間販売を実施したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店では約10名ほどが購入した

 「GeForce RTX 4070 Ti」は当初「GeForce RTX 4080 12GB」として発表されていたGPU。GPUコアはSM数60基の「AD104」でトランジスタ数は358億、CUDAコア数は7680基、メモリーバス幅は192bit、TGPは285Wというスペック。販売当時の価格は14万9800円~17万9800円だ。

2月
サイズの定番CPUクーラー虎徹がモデルチェンジ

 サイズの人気CPUクーラー「虎徹」シリーズの新作「虎徹 MARK3」の販売がスタートした。価格は3980円。

従来モデルの冷却性能を継承・維持しながら価格を3000円台に抑えたのが特徴

 「虎徹 MARK3」は、6mm径ヒートパイプを4本採用した120mmサイドフローCPUクーラー。従来モデルの冷却性能を継承・維持しながら価格を3000円台に抑えたのが特徴だ。54mmと幅の狭い「ナロータイプフィン」により、大型ヒートスプレッダ搭載メモリーとの干渉を回避。さらに放熱フィンやベースプレートをずらす「オフセット設計」によりビデオカードとの干渉も低減しているという。

3月
Ryzen 9 7950X3D/7900X3Dが登場

 3D V-Cache搭載のCPU「Ryzen 9 7950X3D」と「Ryzen 9 7900X3D」がAMDから登場した。前者が11万1800円、後者が9万5800円。昨年4月に発売された「Ryzen 7 5800X3D」に続く3D V-Cache搭載モデル。Zen 4世代の「Ryzen 7000」シリーズでは初登場となる。3D V-Cacheを備えることで、ゲーム性能が大きく向上するのが特徴だ。

3日(金)11時より複数ショップで販売がスタート。ショップによっては事前に整理券を配布したところもあったようだ

 一方インテルからは、開発コードネーム「Sapphire Rapids」ことワークステーション向けCPU「第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」が発売された。ラインナップは「Xeon w7-2495X」、「Xeon w7-2475X」、「Xeon w5-2465X」、「Xeon w5-2455X」の4製品。対応ソケットは新型のLGA 4677。対応マザーボードはインテルW790チップセット搭載製品となる。

ワークステーション向けCPU「第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー」。「Xeon W-2400」シリーズから4モデルが登場している

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