今、デジタル一眼カメラで一番ホットな機種は、ソニーのα「NEX-5」であろう。ASCII.jpでも何度か(関連記事1、関連記事2)レポートをお届けしたが、BCNランキングによると、発売日の6月3日および5、6日にはレンズ交換式デジカメの販売台数で1位となり、その週(5月31日~6月6日)のシリーズ別販売シェアが2位になったという。その結果、レンズ交換式デジタルカメラにおけるミラーレス一眼の販売台数構成比は29.9%にもなった。
ちなみに最新(6月21日~6月27日)のランキングでも、ミラーレス一眼のジャンルでは1位から3位をNEXが占めている(いずれもBCNランキング調べ)。
そんなNEX-5について少し長めに触る機会を得たので、今回から短期連載としてレポートをお伝えしたいと思う。
Aマウントレンズ4本を装着
さて、コンパクトなボディにデジイチ並のAPS-Cサイズのセンサーを搭載し、なおかつレンズ交換が可能という、結構画期的なデジカメだと思う。なのだが、ちょっとだけ物足りない部分がある。それは、交換レンズの種類だ。
新しい「Eマウント」を採用してしまったため、レンズがまだ足りないのだ。現状ではボディと同時に発売されたレンズは「16mm F2.8」と「18-55mm F3.5-5.6」の2本だけ。せっかくレンズ交換が可能なのにもったいない。
そこで今回は、従来のαシリーズ用のAマウントレンズを装着可能なマウントアダプター「LA-EA1」を使ってα用Aマウントレンズを使用してみた。
差し当たり、16mmと18-55mmは専用Eマウントのレンズがあるとして、レンズの焦点距離的に足りない部分は望遠域のレンズとマクロレンズの2種類。今回はめいっぱい望遠撮影ができる3本、「70-400mm F4-5.6 G SSM」「70-300mm F4.5-5.6 G SSM」「75-300mm F4.5-5.6」と、マクロレンズ「DT 30mm F2.8 Macro SAM」の計4本を試用してみた。

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