5月11日に発表されたソニーのレンズ交換式一眼デジタルカメラ「NEX-3」と「NEX-5」(関連記事)。そのβ機が入手できたので早速その外観や機能性を中心にチェックしてみた。
2機種とも基本スペックに大きな差は無い。撮像素子には新開発の有効画素数1420万画素の「Exmor APS HD CMOSセンサー」を採用する。画像処理エンジンは同社のデジイチ「αシリーズ」で定評のある「BIONZ」が搭載される。
αシリーズとほぼ同等の機能を持ち、クリエイティブスタイルは「スタンダード」「ビビッド」「ポートレイト」「風景」「夕景」「白黒」から選択可能。また各モードにおいてコントラストと彩度、シャープネスを±3段階で設定を変更させることができる。ダイナミックレンジ機能は「Dレンジオプティマイザー」と「オートHDR」を選択可能で、両機能ともにオート設定とマニュアルでの強弱の設定が行なえる。
感度はISO 200-12800まで設定可能(オート時はISO 200-1600まで)。記録形式はJPEGとRAWで同時記録もできる。AF時には顔認識機能とスマイルシャッターが使用可能で、秒間7コマの連写やスイングパノラマ機能も搭載される。
マウントは専用に開発された「Eマウント」を採用。α用の「Aマウント」との互換性は無いが、マウントアダプターを用いることでAマウントレンズをマニュアルフォーカスながらも使用することができる。
そしてαシリーズとしては初めて動画に対応した。NEX-5ではAVCHD形式の1920×1080ドットのフルHDと、MP4形式で1440×1080ドット、640×480ドットの撮影が可能。NEX-3ではMP4形式で1280×720ドット、640×480ドットで記録が可能だ。両機ともに上部にステレオマイクが内蔵され、ステレオで音声が記録される。