まずは前回(関連記事)までのあらすじ。2009年の年末、うちの先住猫2匹と折り合いがつかず、都会に住む美人翻訳家Z女史のもとへ無事貰われていった「にーに」。
どうしているだろうと2010年5月に遊びにいくと、あれだけ誰にでも懐いて、誰の膝の上にも乗っていた「にーに」が隠れて出てこない。かなしー。
で、今回はそのリベンジである。
前回はいきなりZ女史を含む4人でどっと訪問したのがまずかったのではないかという反省から。
すっかり普通の飼い猫になった「にーに」は、玄関の呼び鈴が鳴ると即座に隠れる(これはうちの猫と同じだ)、訪問客が多いと出てこない、だがしかし訪問客が女子だけだと5分くらいで出てくる、という堕落した雄猫と化していたのである。
そこで一計を案じた。
まずZ女史が先に帰宅し、「にーに」を膝に乗せてリラックスさせておく。我々はその数分後に呼び鈴を鳴らさずこっそり訪問する。
さあどうだったか。
扉をあけると、逆光の中、ソファに座る飼い主の膝の上で「な、なにごとか」ときょとんとした「にーに」を発見っ。作戦は成功。
でも「にーに」の顔は超微妙。「突然やってきたこいつらはなんだ」「おれは警戒した方がいいのかしなくてもいいのかどっちなんだ」という混乱状態で、逃げはしないけど、懐きもしないという困りっぷりがまた楽しい。
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