ソニーから、ミラーレスデジタル一眼カメラ「NEX-5/3」で採用された「Eマウント」レンズが装着できるフルHDビデオカメラ「ハンディカム NEX-VG10」が発表された。発売日は9月10日で、予想実売価格は18-200mmのレンズが付属して20万円前後となる。
今回はいち早く、NEX-VG10の外観や機能などを紹介していく。なお、本記事の内容および掲載している写真は製品版前の評価機のものであり、製品とは異なる可能性があるので注意してもらいたい。
大きくて迫力満点の外観
NEX-VG10はレンズ交換式のフルHDビデオカメラだ。撮像素子は1420万画素の「Exmor APS HD CMOSイメージセンサー」、高画質回路は「BIONZ」と、主なスペックはNEX-5そのまま。良い意味でも悪い意味でもNEX-5を動画撮影に特化させ、機能や形態を変えたモデルと考えてよさそうだ。
その外観にNEX-5の面影はなく、基本的にはHDビデオカメラである。であるが、かなり大きい。これは、付属するズームレンズ「E 18-200mm F3.5-6.3 OSS」が本体の約半分に相当するほど大きいせいもあるが、ベテランのビデオカメラユーザーなら、「DCR-VX100」(1995年)や「HDR-FX1」(2004年)などの半ば業務用として活躍しているハイエンドビデオカメラの風格を思い出すだろう。でかいレンズを備えたビデオカメラの迫力はひと味違う。
ボディは一眼レフ然とした黒塗りの金属ボディで、がっしりとした剛性感がある。液晶モニター部も金属ボディとなっていて、モニターを開け閉めするだけでカチッとした精度の高いプロダクトの持つ感触が味わえる。
これは後部に電子ファインダー、前部にステレオマイクを備えたハンドル部分も同様。組み合わせるレンズによっては重量はかなりのものになるので、ボディの剛性はしっかりとしている。
右手でホールドする部分は柔らかめの樹脂系素材のカバーがついており、グリップ感を高めている。なかなかに無骨で、男臭いイメージに仕上がっている。
各部の装備を見ていくと、基本的にはハンディカムに近い印象で、左側の液晶モニターの裏面には操作ボタン類が配置され、下部にはメモリースティック/SDメモリーカードスロットがある。
グリップ側にはHDMI端子とUSB端子、ACアダプター端子などがあり、後部には電源ボタンや動画/静止画モード切り替えボタンなどの操作系ボタンが集中している。そして、上部のハンドル部分にはコールドシューとαシューがあり、別売のショットガンマイクロフォンなどのアクセサリーの装着が可能。また、マイクロフォン用の音声入力端子もある。
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