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COMPUTEX TAIPEI 2009レポート第5回

AMDはDirectX 11対応GPUや6コアOpteronに注目!

2009年06月03日 23時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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薄型軽量ノートはインテルだけじゃない!

BenQの「Joybook Light T131」 AMDプラットフォームを採用した薄型ノート、BenQの「Joybook Light T131」

 パソコン向けCPUでは、すでに発表されている「Phenom II X2 550 Black Edition」や「Athlon X2 250」(詳細は関連記事参照)が講演でも取り上げられたが、むしろ注目なのは、薄型軽量ノートを実現する新プラットフォームの話題だろう。

 前日にはインテルが薄型軽量ノートを実現しやすくする新チップセットなどを発表した。対するAMDも、従来より低価格(700~1499ドル程度)でディスプレーサイズが12型クラスのノートパソコン向けに、コード名「Congo」を今回発表している。ちなみに、ネットブック向けのプラットフォームのコード名が「Yukon」なので、Congoはアフリカ大陸のコンゴ川から名を取っていると思われる。

AMDの低価格ノート向けプラットフォーム AMDの低価格ノート向けプラットフォームラインナップと価格帯。ネットブック向けの「Yukon」と、それより上のクラスの「Congo」の2ラインナップ構成

 スライドを見ると、Congoは薄型ノート向けに、TDP 18WのAthlon NeoをCPUに使い、チップセットには既存のAMD M780Gを使用する。GPUはチップセット内蔵のRadeon HD 3200を使う。

 Congoプラットフォームを採用したノートパソコンは、2009年第3四半期に登場する予定だ。

Acer(ゲートウェイブランド)の「ZA8」 MEDION社の「Akoya mini E1311」
講演会場には、AMDのプラットフォームを採用した薄型ノートが展示されていた。左はAcer(ゲートウェイブランド)の「ZA8」。右は日本では馴染みがないが、MEDION社の「Akoya mini E1311」。GPUの性能でインテルプラットフォームを上回るのは確実で、価格や薄さだけでなく充実した性能も欲しいというニーズに応える製品になりそうだ

世界初の1ダイ6コアCPU「6コアOpteron」も発表!

 サーバー向けCPU分野では、コード名「Istanbul」で知られていた6コアCPUが、「6コアAMD Opteronプロセッサ」として正式に発表された。

6コアOpteronの概要 ダイ写真の拡大
6コアOpteronの概要ダイ写真の拡大。6つのコアと共有3次キャッシュ、メモリーコントローラーの配置が分かる

 45nmプロセスで製造され、アーキテクチャー自体は既存のクアッドコアOpteronと同等。6つのCPUコア(CPUごとに512KBの2次キャッシュ搭載)と6MBの共有型3次キャッシュを、ひとつのダイ上に搭載する。2、4、8ソケットのマルチプロセッサーシステムに対応している。

 ハードウェア仮想化技術「AMD-V」に対応するほか、「AMD-P」と称する省電力技術にも対応している。AMDの省電力技術「PowerNow!」を拡張したもので、各CPUコアごとのきめ細かなクロック周波数制御や、CPU内の機能ブロック(コアやキャッシュ)ごとに電力供給を制御するといった特徴を備えるという。

6コアOpteronの主な特徴 Xeon 5500番台との比較
6コアOpteronの主な特徴Xeon 5500番台との比較。メモリー速度やインターコネクトバス速度、キャッシュメモリーに優れるという

 搭載サーバーは6月から順次サーバーメーカー各社から出荷されるほか、2009年第3四半期には、低消費電力版の「HE」「EE」、高性能版(消費電力は大きめ)の「SE」といったバリエーションも登場するという。

6コアOpteronを搭載するデュアルプロセッササーバー 6コアOpteronを搭載する、米Supermicro社のデュアルプロセッササーバー

 そのほかにも、サーバー向けCPUのロードマップも示された。それによると、2010年には45nmプロセスで8~12コアの「Magny-Cours」(マニ=クール)と、4~6コアの「Lisbon」の2ラインナップのCPUが登場する予定となっている。続く2011年には32nmプロセス世代に移行し、12~16コアの「Interlagos」(インテルラゴス)と、6~8コアの「Valencia」が登場するという。

サーバーCPUのロードマップ サーバーCPUのロードマップ。ハイエンドは2011年に12~16コアとなる

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