Corsair、ついにPCケース市場に参入! 初モデルはフルタワー型「800D」
2009年06月06日 16時00分更新
2日から台北で開催されている「Computex Taipei 2009」であるが、会場にはブースを出しておらず、メイン会場に隣接するグランドハイアットでプライベートショウを開催するメーカーも多い。今回紹介するCorsairもそんなメーカーの1つである。
同社と言えばオーバークロッカーの間でも定評のあるDIMMブランドといったイメージが先行するが、メモリ以外にもUSBメモリやSSD、電源なども取り扱っている。そんな彼らが今回のお祭り(見本市)で発表したのが、ハイエンド向けのフルタワー型ATXケース「800D」である。
発売が待ち遠しい
Obsidianシリーズ「800D」
同製品は「Obsidian(黒曜石)」シリーズと銘打たれているもので、リリースによるとフレームがスチール、前面がヘアライン仕上げのアルミ、サイドおよび天板がマット仕上げのスチールを採用している。もちろん“Obsidian”という名前の通り、全体がブラック塗装処理されており、非常にソリッドなデザインに仕上がっている。
ではスペックを見ていこう。まず5インチベイベイは5つ用意されており、すべてドライバレスでの取り付けが可能だ。フロントパネルには6つのオープンベイがあるように見えるが、最上部はフロントアクセスユニットで、USB×4、IEEE1394×1、アナログ入出力×各1、リセット/電源スイッチという構成だ。プッシュオープン方式のパネルを取り付けられていることによりフロントパネルがフラットになり、統一感が出るようになっている。
5インチベイの真下に配置されている扉は3.5インチベイで、扉を開けるとフロント側から3.5インチHDDの取り付けが可能だ。なお、対応するHDDは、内部に取り付けられている基板により、Serial ATAのみとなる。
フロントパネル側からHDDの接続が可能。3.5インチSerial ATA対応のHDDを4基まで設置できる。もちろん内部の3.5インチシャドウベイも用意されているので、IDE接続のものはそちらを利用する。パネルは肉厚で剛性も高い
背面側。サイドパネルの開閉は、上部に用意されているボタン式のスイッチを押し込むことで可能。左右のサイドパネル毎に1個ずつのボタンが用意されている。ネジをなくしてしまう(机の後ろに落としてしまう)ということもないだろう
(次ページへ続く)

この連載の記事
-
第21回
ケース
COOLERMASTER、注目はPLC対応電源! -
第20回
ケース
Lian-Liの新作はツールレスケースが多数 -
第19回
ケース
SilverStone、新作PCケースは90度回転レイアウト! -
第18回
PC
これは欲しい! COMPUTEXで見た日本未発表パソコン -
第17回
PCパーツ
容量重視?速度重視? 各社がSSDとDDR3で大バトル! -
第16回
PCパーツ
物欲大爆発!? アキバで話題になりそうな製品はどれだ? -
第15回
PCパーツ
創立10周年のThermaltakeが見せた本気とは? -
第14回
ゲーム・ホビー
続・Computex会場で見かけたコンパニオンアルバム! -
第12回
PCパーツ
ホットな新製品で市場を牽引するASUS、GIGABYTE、MSI、Shuttle! -
第11回
PC
台湾でも盛り上がりつつあるWiMAXをチェック - この連載の一覧へ