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Itanium 2対応ディストリビューションが続々登場──ターボリナックス、ミラクル・リナックス、レッドハットが発表

2003年05月16日 15時24分更新

文● 編集部

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Itanium 2対応のディストリビューションが、ターボリナックス(株)、ミラクル・リナックス(株)、レッドハット(株)から本格的に登場する。

『UnitedLinux』ベースのターボリナックス

ターボリナックスの『Turbolinux Enterprise Server 8 for Intel Itanium Processor Family powered by UnitedLinux』で、16日からの販売となる。収録パッケージはすべて64ビット版のコンパイラで最適化されているほか、O(1)スケジューラや非同期I/Oのサポートなどが特徴。ERPやSCM、データベースなどの業務アプリケーション、科学技術計算などの用途を想定している。また、先日発表された『IBM eServer xSeries 450』にも正式対応しており、『Oracle9i Database Release 2 for Linux Intel Itanium』の対応も予定されている。

『Turbolinux Enterprise Server 8 for Intel Itanium Processor Family powered by UnitedLinux』パッケージ
『Turbolinux Enterprise Server 8 for Intel Itanium Processor Family powered by UnitedLinux』パッケージ。オレンジパッケージの『UnitedLinux』ベースの製品だ

『Turbolinux Enterprise Server 8 for Intel Itanium Processor Family powered by UnitedLinux』の主要パッケージと動作環境、価格は以下のとおり。

おもな収録パッケージ
カーネル 2.4.19
glibc 2.2.5
gcc 3.2
XFree86 4.2.0
動作環境
CPU……Itanium/Itanium 2
HDD……10GB以上
メモリ……512MB以上
価格
9万8000円(2CPUまで、1年間のメンテナンスサポートを含む)

Oracleに最適化したミラクル・リナックス

ミラクル・リナックス(株)の『MIRACLE LINUX 64bit Edition for the Intel(R) Itanium(R) Processor Family』は、6月23日からの出荷となる。最大の特徴は、同日出荷予定の『Oracle9i Database Release 2 for Linux Intel Itanium』に最適化されていることだ。『MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1』をベースに、非同期I/Oのサポートや、64ビット対応のLKST/LKCD(Linuxカーネル状態トレーサー/Linuxカーネルクラッシュダンプ)を取り込むなど、企業システムをメインターゲットとした製品となっている。

また、パフォーマンスを考慮し、パッケージの作成にはgccではなく米IntelのItanium 2用コンパイラを利用して作成されている。このコンパイラは、製品パッケージにも評価版が収録される。動作環境は以下のとおり。

  • CPU……Itanium以上(Itanium 2推奨)
  • HDD……1.5GB以上(2GB以上推奨)
  • メモリ……512MB以上(1GB以上推奨)

現在のところ、動作確認済みのハードウェアは、日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)の『hp server rx2600』および『hp server rx5670』。価格はオープンプライス。

OEM提供限定で信頼性を重視するレッドハット

レッドハット(株)は、米国で昨年6月18日に発表された『Red Hat Linux Advanced Server 2.1 for the Itanium Processor』を国内でも本格的に展開すると発表した。

『Red Hat Linux Advanced Server 2.1 for the Itanium Processor』の大きな特徴は、単体販売ではなくすべてIHVを通じたOEM提供となっている点だ。これにより、確実に動作認定を受けたハードウェア上で同OSを利用可能になり、高い信頼性を得られる。現在のところ、日本HPの『hp server rx2600』および『hp server rx5670』の2機種のみに対応している。今後さらに、OEM提供するItanium 2搭載サーバベンダーの追加や、ISVとの協業による64ビットアプリケーションの追加などを行なうとしており、日本オラクルなどとの協業をさらに推進するようだ。

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