ミラクル・リナックス(株)は、2004年度上半期(2003年6月~2003年11月)における対前年比86%増の売上高を達成し、2003年度下半期より通算12ヵ月(2002年12月~2003年11月)の月間黒字を達成したと発表した。
『MIRACLELINUX Standard Edition V2.1』の出荷本数は対前年比51%増。特に、業種別では、製造、流通などの顧客に加え、金融、地方政府などの分野における需要が拡大。これに伴う、プロフェッショナルサービス(サポート・コンサルティング)では対前年比92%増の売上げを達成した。
代表取締役社長の佐藤武氏は「製品やサービスに対するユーザやパートナ様からの需要を反映して、予想以上の結果を残すことができました」と述べている。同社は次期バージョン『MIRACLE LINUX V3.0』の出荷を予定しており、エッジサーバ向けの機能強化、ISP向けの機能強化、開発者向けモジュールのサポート強化、日本語環境の強化を中心に機能強化する。
さらに中国最大大手LinuxディストリビューションRed FlagSoftware社(レッドフラッグソフトウェア)との戦略提携を2004年1月7日発表。今後は、日本市場だけではなく、アジア市場全体をターゲットとし、次期バージョン『MIRACLE LINUX V3.0』のベースとなる統一Linux(Asianux)の共同開発とエンタープライズLinux市場拡大を推進していく。