レッドハット(株)は、米国では9月30日に発表された『Red Hat Linux 8.0』の日本版を10月25日に発売することを発表した。
『Red Hat Linux 8.0』日本版のパッケージ。 |
『Red Hat Linux 8.0』は、KDEとGNOMEの操作感を統一するデスクトップ環境『Red Hat Bluecurve』を新たに採用したほか、OpenOffice.orgをバンドルするなど、デスクトップ向けの機能強化がなされている。
『Red Hat Bluecurve』の画面。 |
また、『Red Hat Linux 7.3』は製品パッケージとFTP版が提供されていたが、『Red Hat Linux 8.0』では、製品パッケージであるパーソナル版とプロフェッショナル版、書籍や雑誌への収録用パッケージ『Publisher's Edition』、FTP版という4タイプのパッケージが用意される。各パッケージに含まれるソフトウェアの詳細については16日以降に明らかにされるようだ。
『Red Hat Linux 8.0』各パッケージに共通するおもなソフトウェアと動作環境は以下のようになる。
- ソフトウェアコンポーネント
- カーネル 2.4.18
- glibc 2.2.93
- gcc 3.2
- Xfree86 4.2.0
- GNOME 2.0
- KDE 3.0.3
- 動作環境
- CPU……Pentium II以上推奨
- HDD……650MB以上(2GB以上推奨)
- メモリ……64MB以上(128MB以上推奨)
製品パッケージの価格は以下のとおり。
- 『Red Hat Linux 8.0 パーソナル』……5800円(30日間のRed Hat Networkサポート付属)
- 『Red Hat Linux 8.0 プロフェッショナル』……3万9800円(60日間の電話サポート、90日間のWebサポートとRed Hat Networkサポート付属)