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Red Hatのトレーニングを国際協力事業団が採用、フィジー諸島でも展開へ

2003年02月21日 23時36分更新

文● 編集部

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レッドハット(株)は、同社が提供しているRed Hat Linuxに関するトレーニングコースを、国際協力事業団(JICA)が支援するThe University of the South Pacific(南太平洋大学)で実施することを発表した。

南太平洋大学は、1969年にフィジー諸島共和国を中心とする南太平洋地域12カ国が設置した教育機関で、農学部、法学部、人文学部、科学学部、社会経済学部を持つ。島嶼国で教育サービスを提供するため、創設当時から遠隔教育が行なわれており、1998年には日本、オーストラリア、ニュージーランドの資金協力を得て衛星イントラネット“USPnet”を構築、双方向の音声と画像を利用した遠隔教育が行なわれるようになっている。

JICAでは、2002年7月より、“USPnet”のIP化や地上回線との統合に関する調査プロジェクト、および情報通信工学関連の人材育成と研究開発の推進支援活動を行なっている。今回のRed Hat Linuxに関するトレーニングコース実施は情報通信関連の人材育成プロジェクトとして採用されており、2月上旬からレッドハットの講師を派遣し、トレーニングコースとRHCE認定試験を実施しているという。

レッドハットは、今後も非営利団体によるIT教育プログラムを積極的に支援していきたいとしている。

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