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Pentium 4マザーボード特集

Pentium 4マザーボード特集

2000年12月16日 04時19分更新

文● 丸尾

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Pentium 4マザーボード特集

Pentium 4が11月21日に発表されて以来、1ヵ月が経過し、各社から対応マザーボードが揃ってきた。ここではIntelから公開されている各種データシートを見ながらPentium 4やi850チップセット特有の仕様を解説しつつ、各社から登場してきたPentium 4マザーボードを紹介していこう。

Pentium 4マザーボードの主な特徴
i850チップセットとRDRAM

 Pentium 4は、マイクロアーキテクチャに大幅な変更が加えられたと同時に、バスアーキテクチャも大きく変更されており、Pentium 4マザーボードは従来のPentiumIII/Celeron用マザーボードとはさまざまな面で仕様的に異なっている。どこがどのように違っているのか、ひとつひとつ見ていこう。さて、Pentium 4マザーに共通してみられる特徴には、下記のようなものがある。

  • Socket 423搭載
  • i850チップセット搭載
  • RIMMを2枚1組で利用
  • AGPスロットは動作電圧1.5Vのカード専用
  • CPUクーラーの装着方法が特殊
  • 「ATX12V」規格対応電源が必須に

 まずはソケットの形状だ。Pentium 4は、PGA(Pin Grid Array)と呼ばれるソケットタイプのパッケージで提供される。ソケットは423ピンの「Socket423」で、当然ながらSocket 370(370ピン)のPentiumIIIやCeleronを挿して利用することはできない(逆も不可)。

i850のMCH(Memory Controller Hub)である「82850」。通常は背の高いヒートシンクで覆われているが、それを外すと、SECC2時代のPentium IIIのようなOLGA(Organic Land Grid Array)パッケージが現れる。
 Pentium 4用のチップセットは、現状ではIntelがPentium 4用に新しく設計したチップセット「i850」しか存在しない。VIAがDDR SDRAM対応のPentium 4チップセットを開発しているという話もあるが、しばらくはこのi850のみという状態が続きそうだ。i850は、同じIntelが開発したi810Eやi815Eなどと同じく、MCH(Memory Controller Hub)とICH(I/O Controller Hub)、FWH(FirmWare Hub)という3つのチップからなるチップセット。ICHにはi815Eで使われているものと同じICH2(チップ名は「82801BA」)を使い、BIOS ROMであるFWHも従来のものと変わらない。そう、Intelの既存のチップセットと違うのは、MCH(Memory Controller Hub)のみ。特に、CPUとMCHとを結ぶFSB(Front Side Bus)とMCHとメインメモリを結ぶメモリバスには大きな変化が見られる。



i850のI/O Controller Hubは、i815Eやi820Eで利用されているものと同じ「ICH2」を使っている。IDEコントローラはUltraATA/100だ。

 Pentium 4システムのFSBは400MHz。クロックジェネレータが生成する100MHzのクロックを「Quad Pump」という技術で、アドレスを200MHz、データを400MHzにして転送しているのだが、我々がマザーボードを利用するときに意識する点は特にない。ただし、FSBのデータクロック(400MHz)も、CPUクロック(1.4GHzまたは1.5GHz)も、クロックジェネレータで生成する別々の100MHzのクロックをベースに作る。別々に供給されているとはいえクロックジェネレータ内部では同じ生成ロジックを使って生成されているため、オーバークロックなどをする際にどちらかをいじると両方に影響が出る。たとえば、FSB設定クロックを110MHzにするとFSBは440MHzとなり、CPUの動作クロックは1.65GHzとなる。


i850 i815E i820E ApolloPro133A
FSB 400MHz 66/100/133MHz 100/133MHz 66/100/133MHz
CPUバス最大帯域 3.2GB/秒 1GB/秒 1GB/秒 1GB/秒
メインメモリサポート RDRAM2チャンネル SDRAM RDRAM SDRAM、VC-SDRAMほか
メインメモリデータ転送クロック 600MHz×2/800MHz×2 100/133MHz 800MHz 66/100/133MHz
メインメモリ最大帯域 3.2GB/秒 1.06GB/秒 1.6GB/秒 1.06GB/秒
メインメモリ最大容量 2GB 512MB 1GB 2GB(PC100)/1.5GB(PC133)
AGPサポート 1x/2x/4x 1x/2x/4x 1x/2x/4x 1x/2x/4x
バスマスタPCI 6 6 6 5
IDEコントローラ UltraATA/100 UltraATA/100 UltraATA/100 UltraATA/100(※1)
チップセット間バス Hub Interface Hub Interface Hub Interface PCIバス
チップセット間帯域 266MB/秒 266MB/秒 266MB/秒 133MB/秒
USBポート(コントローラ)数 4(2) 4(2) 4(2) 4(2)
※1 South BridgeがVT82C686Bの場合、686Aの場合はUltraATA/66

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