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AX4T

AX4T

2001年05月03日 05時13分更新

文● 鈴木雅暢

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AX4T

AOpen/エーオープンジャパン

2万3000円前後

リテール系メジャーメーカーの中で唯一、Pentium 4マザーボードをリリースしていなかったAOpenから、待望のPentium 4マザーボードが登場した。独自のリテンション固定システムやリーズナブルな価格、丁寧な日本語マニュアルなど、魅力たっぷり。大きな人気を集めそうなボードに仕上がっている。

独自の金属板でCPUリテンションを固定
CPUクーラー固定は使い勝手の良いレバー式

 AOpenは、台湾Acerグループのコンポーネント製造会社から発展したマザーボードメーカー。日本法人も日本エイサーからエーオープンジャパンへの分社を果たしたが、比較的早い時期から日本市場向けの製品を投入、日本市場で高い人気を誇っている。最近は、ピンクのPCBを採用したマザーボード(AX3S Pro Sweet Kiss)や関西弁やコギャル語でエラーを報告してくれるマザーボード(AX3S Pro II)など、ユニークな製品群で話題を提供しているが、安定した品質面からもファンは多い。

 そのAOpenから、Pentium 4マザーボード「AX4T」が登場した。日本市場におけるメジャーメーカーとしては唯一Pentium 4マザーボードを発売していなかっただけに、AOpenファンにとってはまさに待望の製品。また、ちょうどPentium 4のプライスカッティングが行われた直後ということで、非常にタイムリーな登場と言える。



独自の工夫が見られるCPUソケット周り。小さな金属板でCPUリテンションを固定しており、そのリテンションにはCPUクーラー固定用のレバーが取り付けられている。
 さて、ボードの仕様を見てみよう。搭載チップセットは当然ながら、Pentium 4用唯一のチップセットであるi850(Intel)だ。そして、i850チップセットを登載したマザーボードと言えば、やはり注目はCPUソケット周り。Intelがi850チップセット搭載マザーボードの設計を助けるために配布しているデザインガイドでは、CPUクーラー固定用のリテンションをケースに直接することを推奨(理由はこちらを参照)しており、CPUソケットの位置を定めている。

 しかし、この方式ではPentium 4対応のケースが必要となり、パーツ構成が制限されてしまう。そのために、各社ともデザインガイドに忠実な設計にしてPentium 4対応ケースへの取り付けを可能(ASUSTeKのP4Tは例外)にしつつも、Pentium 4対応ケースがなくともCPUクーラーが取り付けられるよう工夫をしている。本ボードでは、その工夫として背面に小さな金属製プレートを装着するという方式を採用。そのプレートにリテンションをあらかじめネジで固定している。ASUSTeKのP4Tはマザーボードとほぼ同じ大きさのベースボードでリテンションを固定するが、あれの小型版と思えばいいだろう。CPUソケット周りだけのプレートなので重さが負担(P4Tのベースボードは690g)になるようなこともない。

 また、このリテンションにはヒートシンク固定用の金属製のレバーが取り付けられている点もポイント。他のボードでヒートシンクの固定に一般的に利用されている板バネを取り付けるためにはラジオペンチ等が必須だが、これだとレバーを押し下げるだけなので、道具を何も使わずに、きわめて容易にCPUを固定できる。先端もビニールで保護されており、使い勝手の良さは特筆ものだ。



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