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西田 宗千佳のBeyond the Mobile 第4回

華より実──プレミアムモバイル「LOOX R」が究めた上質とは

2008年06月26日 11時00分更新

文● 西田 宗千佳

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目立ちにくい「完成度の高さ」が魅力
XPへのダウングレードも可能

 LOOX Rは率直に言って、スペックやデザインだけで見ると、さほど驚くべきところのない製品だ。だが実際に使ってみると、快適さ・操作感の面で非常に完成度・満足度の高いモバイルノートに仕上がっているのに気が付く。

LOOX Rの前面

LOOX Rの本体前面。SD/SDHCメモリーカード用のスロットと、無線LANスイッチがある以外はシンプル。下部のスリットは吸気口か

本体左側面

本体左側面。アナログRGB出力、LAN、USB×2、i.LINKなど主要コネクター類が並ぶ

本体右側面

本体右側面。光学ドライブの上に、ほとんど無理矢理といった形でPCカードスロットが配置されている

 初代モデルはカラーリングが好みに合わず、あまり好きになれなかったが、リファインされた夏モデルは、ルックスでも合格点を与えられる。

 標準の搭載OSはWindows Vista Business。Windows XPダウングレード権の対象OSということもあり、別途XP用ドライバーソフトを同社ウェブサイトから入手すれば、XPに入れ替えて使うことも可能である。

 とは言うものの、CPU速度、メモリー量双方ともにVistaを使うには十分であり、そのまま使っても不満は感じられないだろう。性能面もまた、「買ってみての不満」の少なさにつながる完成度の高さを感じさせる。

 LOOX Rは、低電圧版Core 2 Duoを使った製品として、非常にバランスのとれた設計が行なわれたノートという印象を受けた。昨今は価格やデザインなどの面で、海外製PCが話題をさらうことが多い。だが筆者の経験として、発熱を含めた「数字に見えない完成度」という点では、「スイートスポットに入った時の国産ノートPC」にかなう存在はない。今回試用したLOOX Rは、まさにその「スイートスポット」に入っている。お買い得で満足度の高いモバイルノートのひとつ、と断言できる。

オススメする人
・完成度が高く、使い勝手のいいモバイルノートを望む人
・ちょっとした「小ネタ」の効いたグッズが好きな人
FMV-BIBLO LOOX R/A70の主なスペック
CPU Core 2 Duo SL7100(1.20GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス Intel GS965 Expressチップセット内蔵
ディスプレー 12.1インチワイド 1280×800ドット
HDD 120GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n(ドラフト2.0)、Bluetooth 2.1+EDR
カードスロット PCカード(TypeII)、ダイレクト・メモリースロット(SD/SDHCメモリーカード対応)
インターフェース USB 2.0×3、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、LAN(10/100/1000BASE-T)、i.LINKなど
サイズ 幅280×奥行き207×高さ37.4mm(最厚部)
重量 約1.29kg
バッテリー駆動時間 約10.9時間(JEITA測定法 1.0)
OS Windows Vista Business
価格 オープンプライス(予想実売価格 約24万円前後、Officeなしモデルの場合)

筆者紹介─西田 宗千佳

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。 得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、アエラ、週刊東洋経済、月刊宝島、PCfan、YOMIURI PC、AVWatch、マイコミジャーナルなどに寄稿するほか、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける。近著に、「美学vs.実利『チーム久夛良木』対任天堂の総力戦15年史」(講談社)がある。


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