「気持ちいい」と思う場面がいくつもあるエンジン
ワインディングに入り、「スポーツ+」モードにして回転を高めていくと、2UR-GSEは回転域によって音色が変化する豊かな表情を見せてくれました。中回転域ではトルクフルなエンジンを思わせるようなワイルドなサウンドですが、5000rpmを超えたあたりからカン高いサウンドへと変化していき、スポーツNAエンジンらしい、キレイにパワーが出ているようなサウンドとなります。
シフトダウン時のブリッピングでは、素早く中回転域から高回転域へと回転が変化し、思わずそのサウンドににやけてしまいます。
エンジンフィーリングは、中回転域ではスロットルに対して扱いやすく従順な印象で、高回転域では最後のひとノビまでパワーを出してくれる、スポーツNAらしいフィーリングがたまりません。「気持ちいい」と感じる部分がいくつもあるエンジンです。
ハンドリングはニュートラルステアと言った印象で、スポーツテイストの強い2シーターモデルたちと比べると落ち着いた感触です。ただ、絶品だと感じたのはリアタイヤからのインフォメーションとフィーリング。リアタイヤの情報が分かりやすく、限界域での挙動もほどよいマイルドさがあって、コントローラブルだろうなという印象。電子制御をオフにして長時間サーキット走行をしても、無駄な緊張感で疲れることはなさそうだと感じる乗り味でした。
【まとめ】「F」の歴史を締めくくる、美しきラストラン
エンジンも最高でありながら、スポーツGTとしての味付けも絶品だと感じたRC F ファイナルエディション。約1500万円という価格は正直手が出ませんが、「本気でちょっと欲しいな……」と思わせるモデルでした。
名残惜しい気持ちで試乗車を返却した後、RC Fの中古車情報をチェックしたのはここだけの話です。
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