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3D都市モデルの開発環境を構築した「PlateauKit + PlateauLab」がPLATEAU AWARD 2023グランプリ獲得

「PLATEAU AWARD 2023 最終審査会・表彰式」レポート

特集
Project PLATEAU by MLIT

提供: PLATEAU/国土交通省

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「PLATEAUを使った何か」という可能性から「PLATEAUを"どう"使うか」の確信へ

 最後に、本イベントの審査員からの総括を紹介する。

内山氏:AWARDは2回目で、PLATEAUは4年目になりますが、やはり年々進化を感じます。PLATEAUのプロジェクトに仕事で参画している企業の方々も多くいらっしゃると思いますが、ちょっと負けてられないなと思われたことでしょう。みなさんの力でPLATEAUの価値を引き出して、いいものを世の中に出していくという展開を間近で見ることができてとてもうれしかったです。新しいプロダクトを世に出すというのは、我々国土交通省だけではなく、参画していただいているみなさんの力あってのことだと、改めて御礼申し上げます。引き続き、来年度以降もPLATEAUを触ってもらって、いろいろ参加してもらえるとうれしいです。今日はどうもありがとうございました。

国土交通省 総合政策局 情報政策課 IT戦略企画調整官 / 都市局 都市政策課 デジタル情報活用推進室 内山 裕弥氏

松田氏:今回はビジュアルとか表現のクオリティが高い作品がとても多かったなと思います。もともとPLATEAUはGIS関連だけではなく、クリエイティブ業界やもっと広いところで使われることをビジョンとして持っていたので、それが叶いつつあると実感しています。来年度、4月以降にPLATEAU本体のほうもまた大きく前進していきます。今日みたいな逆激励も含めて、いろいろと試してみてフィードバックがいただけるとコミュニティとして発展していくと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

Takram Japan 株式会社 デザインエンジニア/ディレクター 松田 聖大氏

小林氏:いろいろな作品を見せていただいて、PLATEAUの可能性は多様に広がっていると改めて感じることができました。オープンデータを推進している立場として、PLATEAUのデータがハブになってさまざまなデータがひもづくことでどんどんイノベーションが起こっていく、そういう予感がしました。みなさん、また引き続き、ぜひ新しいイノベーションをどんどん起こしていただきたい。どこか仕事でご一緒できる場面もあるかもしれませんし、非常に楽しみにしております。今後とも、よろしくお願いいたします。

Code for YOKOHAMA 共同代表 小林 巌生氏

ちょまど氏:どの作品も本当にすばらしかったです。会場の空気からも、本当にみんな心から楽しんでいる様子がわかりました。こうしてPLATEAUを使って、クリエイターのみなさまがすばらしい作品をこれからもどんどん作り続けていくことを私も非常に楽しみにしています。すばらしい機会をありがとうございました。

IT エンジニア兼漫画家 千代田 まどか:ちょまど氏

川田氏:本当に全ての作品が、今回賞にもれた方の作品も本当によくて、僕もいちクリエーター、開発者として多くのヒントをもらえました。参加してとても良かったと思います。賞にもれた方もここまで残ったファイナリストですからね。ぜひまた来年度も挑戦してもらいたいと思います。みなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。

開発者 / AR三兄弟 長男 川田 十夢氏

齋藤氏:ユーティリティ系、表現系、エンタメ系といろいろありますが、今年はそれが、全部ユーティリティだけとか、そういうことではなくて、デザインであったり、もしくはエンターテインメント性であったり、それこそメディアアートやコンテンツビジネスでも使えるというものが非常に多かったと思います。賞を取れなかった4作品も、やはり相当レベルは高いので、ぜひ来年度以降も挑戦いただければと思います。

 PLATEAUの活用ということで言うと、僕は企画書を書いているだけでは成立しないと思っています。手を動かして、実際に社会実装していく、もしくはプロトタイプを作ってみる。それが、おそらくオープンデータの真の使い方であり、こういうコミュニティベースのディベロップメントの仕方なのだろうと思います。AWARDの役割はそこにあって、いろいろな方が開発をしている中で、「いや、僕のほうがレベルが高いからAWARDに応募してみよう」みたいに切磋琢磨しながらレベルを上げていく。要は、いろいろな地域で、もしかしたら全世界で取り組んでいる方々が、この場所を介して1つのコミュニティになっていく。そのための大事なプラットフォームなのかなと思います。

 できるだけ裾野を広げていろいろな方々に使ってもらう、参画してもらえるというのがこのPLATEAUの良さでもあり、なかなか伝えたくても伝わりにくいところなのですが、それがこのAWARDの中に全部つまっていたのではないかなと思っています。来年度以降もぜひ、我こそはと思う方々は、ぜひご参加をお待ちしています。

パノラマティクス 主宰 齋藤 精一氏

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