いまのところ欠点は……ナシ！万人にオススメの100点タイトル

探索、ドラマ、バトルすべてが一級品！『FFVII リバース』一番楽しかった想い出が現代によみがえる

●キャラクターの表情が豊かで魅力的！

　公式サイトに掲載された野島一成氏のコメントで、オリジナル版が完成した時に「エアリスとティファは仲が良くなさそう」と先輩に言われて驚いたと書かれていた。

　野島氏の想いとしては、2人は旅を通じて仲良くなっているつもりだったとのこと。僭越ながら、筆者も2人の仲はあまり良くなさそうと長年思っていた。

野島氏のコメント。こういった開発者の想いを知っておくと、プレイヤーとしてもまた違った視点でゲームを楽しめる。全文は公式サイトをチェックしてもらいたい

　それもあってか、本作では2人の仲良し描写がことあるごとに挿入されている。2人きりになるとガールズトークをし、クラウドに対しては2人でからかうように見つめて笑顔を向けるなど、どう見ても仲良しだ。

“はつこい”のガールズトークをする2人。この時点ではお預けになるのだが、お年頃の女の子たちなんだなと感じられるシーンだった

ティファとエアリスの水着を見て、目のやり場に困るクラウド。それをおもしろがるティファとエアリスも可愛い

　たまに出てくるバレットのひょうきんな表情も結構好きだし、レッドXIIIがとあるイベントで華麗な二足歩行（ムーンウォーク）を披露した際にはお腹が痛くなるほど笑ったものだ。

変装中のバレット。どう見ても「ただの水兵」ではないが、本人はいたくこの服がお気に入りな様子

人間の振りをするため神羅兵の服を無理やり着たレッドXIII。オリジナル版にも変装するシーンはあったが、あの頃よりとってもスタイリッシュだ

　「反抗」「救出」「脱出劇」といったシリアスな印象が強かった1作目と違い、本作ではこうしたクスッとできる要素がたびたび用意されている。もちろんシリアスなシーンもあるのだが、楽しい旅を送っている印象の方が強い。ボンボヤージュ！

ユフィ加入時の問答。オリジナル版を遊んでいると「うわ懐かしい！」と思うはずだ。これ見よがしなセーブポイントは置かれてないか？ 本当に大丈夫か？（踏むとユフィが仲間にならなくなる罠）

●アビリティはガンガン使ってバトルを爽快に！

　バトル要素にも触れておこう。敵との戦いはシンボルエンカウント式で、接近してボタンを押すと先制攻撃できる。通常攻撃の“たたかう”でATBゲージを溜め、ゲージを消費してアビリティを使ったり、MPを消費して魔法を放ったりして戦おう。

「ウェイトモード」を選択している場合、コマンド選択中は画面が灰色になり、時間の流れが緩やかに。止まっているわけではないので、焦らずかつ迅速に行動を選ぼう

　それぞれのキャラで戦い方が異なるので、いろいろ使い分けるのが難しくも楽しい。基本的にはクラウド操作だけで終わるバトルも多いが、強敵との戦いでは相性の良いキャラもいるのでぜひほかのキャラも試してもらいたい。

バトル中に方向キーを押すだけでスムーズに操作キャラ切り替えが可能。切り替えずにコマンドを命令することもできる

名前のすぐ下のバーがHPで、2分割されている青いバーがATBゲージ。時間経過のほか、攻撃を当てたりガードすると早く溜まる

　アビリティを消費すると連携ゲージが溜まっていき、2人の連携ゲージを消費して放てるのが連携アビリティだ。これはかなり派手で強力なので、ぜひさまざまなキャラクターの組み合わせを試そう。

クラウドとエアリスの連携アビリティ。息を合わせた連携攻撃を行なうことで、好感度も上がっていく

　基本的には通常攻撃→アビリティ→連携アビリティで戦っていく。MPを使わずに属性攻撃できるアビリティもあるので、MPは回復用に取っておくのも1つの戦略だ。

“みやぶる”は本作でも必須のアビリティ。敵の弱点を突いてHEAT状態にし、バースト状態までいったら敵が無防備になるので、一気に高威力のアビリティをたたき込もう！

クラウドのリミット技「凶斬り」。より強力なリミット技を使いたい場合は、連携アビリティの効果でリミットレベルを上げる必要がある

　アビリティはコマンドで選ぶ以外に、ショートカットコマンドとして「L1＋○×△□」とボタンに割り振れる。これを利用すれば、バトルはさらにサクサクテンポよく進められるように。

　また、「ATBゲージの消費量を節約する」といったアクセサリや、ジャストガードの判定を甘くするマテリアなどもあるので、バトルが難しいと感じる人はそういった装備部分に目を向けてみるといいかもしれない。

記事執筆時点で強いとSNSで話題になっている「てきのわざ」マテリアで習得可能な「プラズマ放電」。ATBゲージを溜めるたびに自動発動するので、ひんぱんに追加ダメージ＋怯みを与えられて非常に戦いやすくなる