◆やるべきことをやれたのが勝因に繋がった
今回私たちは、ドライだと思ったらドライタイヤに変え、不安でウェットだと思ったらしっかりウェットタイヤに変えることができました。
ドライタイヤにはハードとソフトの2種類があります。実は当初、事前購入で用意していたタイヤはハードのドライタイヤとウェットタイヤの2種類しかありませんでした。昨年より1週間遅い開催となった今回は、路面温度的には晴れていればソフトタイヤ一択だったと思います。
土曜日のリエゾン中に、どうしてもソフトを用意をしてほしいとチームに連絡し伝えたら、監督がピレリと交渉して新たに用意してくれました。また、新たにOZ Racingさんのホイールを投入したのですが、村田選手は「このホイールが割れた時はもう終わりだと思うほど強い」と言っていました。私も横に乗っていて、ヒットした瞬間はもちろん、走り出した感じでもそれは伝わってきました。
今回のラリージャパンでは左サイドを3回ぶつけてボディーは変形し、ホイールも削れはしましたが、しっかり走りきれたのはこのホイールに助けられた部分も大いにあったように思います。
マシンを作る過程でホイールマッチングが大変だったと聞いていたので、走り終えたGRヤリスを改めて見直したあと、今回のチームや車両のパッケージを作ってくれた監督、実際に作業してくれたスタッフさんやメカニックさんに「ありがとうございました」と伝えたくなりました(もちろん伝えました)。
チームみんなで動き、常に材料を補い、万全の体制を作れたというのが今回の好成績につながったのだと思います。
◆2位はうれしいけど状況を考えると悔しくもある
今回のリザルトは総合16位、JRCar1クラス2位表彰台。数字だけ見るとうれしい内容ですが、土曜終了時には1位のポジションだっただけに、完走した後に村田選手の「悔しい」という言葉がわたしの胸に響き、それがすごく印象に残っています。
今年はたしかに過酷なラリーでしたが、それでも昨年のラリージャパンを経験しているのでとてもやりやすく、初参戦と2回目の差も感じました。チームとしては2台体制だったのでサービススペースも広くなり、メカニックさんの人数も増えました。同じカラーリングのマシンが並ぶとやはりかっこいいですし、一緒に戦う仲間が多いのはいいなぁと思います。
自分たちのタイムもライバルのタイムもですが、もう1台のタイムや状況に「頑張っているな、私たちも負けずにがんばろう」と自然とパワーをもらっていました。
また、今回はサービスに帰ることが少なく、レースクイーンの女の子達とも中々時間がなくゆっくり喋ることができなかったのですが、たくさん華をそえてくれて、数少ないサービスタイムにはとても癒されました。
昨年の塩焼きそばのリベンジはできませんでしたが(笑)、タイヤフィッティングゾーンなどで用意される食事で「セブンイレブンのパリパリ麺のサラダがいい」というワガママにも監督がセブンイレブンをハシゴして買ってきてくれました♪
ホントにチームには感謝です☆+°
いろんなことがあったラリージャパン2023ですが、参戦できたことも、完走できたこと、SS1つ1つからも学びがありました。なにより世界大会のラリージャパンで総合16位・クラス2位でフィニッシュできて本当に良かったです!!
応援してくださった皆さん、ホントにホントにありがとうございました!
今年はKDDIとコラボのウェルパイン
責任者にラリージャパン協賛の背景を聞いた
今年はウェルパインモータースポーツとKDDIがコラボして、新しいラリー観戦を提案したが、そもそもKDDIはなぜ今年からラリージャパンのサポーターになったのか。自身もラリードライバーでもある、KDDI ビジネスデザイン本部 副本部長の荒井克彦氏に話をうかがった。
「そもそも通信インフラをなんとかしたいと相談を受けたのがきっかけ」と荒井氏。KDDIは衛星通信「Starlink」のサービスを提供しており、Starlinkの訴求にも繋がるからとサポートを引き受けた。「ラリーって参加しているほうは面白いんだけど、見てるほうがつまらないと思うんですよ。目当てのマシンも一瞬しか見られないし」とドライバーならではの視点から、観戦体験をどうにかしたいとアプローチ。
ラリーは林道などを使うため、電波が届かない部分があり、そういう意味でもStarlinkは関係者から期待されているという。たしかにSUPER GTでもサーキットにStarlinkのアンテナを持ち込むチームが増えている。
Starlinkと使った通信インフラの整備と、今回のウェルパインモータースポーツとのコラボによるXRでの観戦体験。そのふたつを通じて「少しでもお役に立てれば」と荒井氏は語った。
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