メルマガはこちらから

PAGE
TOP

福岡市「スタートアップ都市宣言」から10年、新たな船出

「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」で福岡市がピッチセッション、ブースを展開

提供: 福岡市

1 2 3

福岡市でのB Dash Camp開催10回目を記念し高島宗一郎市長が登壇

左からB Dash Ventures株式会社 渡辺洋行代表取締役社長、福岡市 高島宗一郎市長、HKT48 松岡はな氏、運上弘菜氏

 B Dash Camp 2022 Fall in Fukuokaは福岡市でのB Dash Camp開催の第10回目だ。「福岡市スタートアップ都市宣言」の10周年と重なり、記念の開催となった。2日目のネットワーキングディナーには、福岡市の高島宗一郎市長が登壇。B Dash Campでの新たな取り組みと、次の10年の展望を語った。

 高島宗一郎市長はまず、「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporoでスタートアップによる規制改革の提案を募集してから42件の応募があったことについて触れるとともに、「新しいビジネスを創出するスタートアップに国の規制改革が追いついておらず、優秀な人材が海外に流出している。Web3分野をはじめとするスタートアップの代わりに、福岡市が国に声を上げていく」と規制改革への意欲を示した。

 また、「スタートアップ都市ふくおか宣言」が10周年を迎え、次の10年の展望に関して「この10年でスタートアップが当たり前の存在になった。次の10年はどのように飛び抜けたスタートアップを輩出するのかが鍵になる。投資家やVCのみなさんと一緒に、突き抜けていけるスタートアップを支援するフェーズだ。業界一丸となって新しい時代を作っていきたい」とスタートアップエコシステムの更なる拡大、飛躍を誓った。

福岡市 高島宗一郎市長

福岡県外の投資家、スタートアップとの連携やグローバル支援を広報する福岡市展示ブース

福岡市展示ブースの様子

 福岡市の展示ブースは福岡県外の投資家やスタートアップに、スタートアップ支援の取り組みや、福岡市が世界のスタートアップ先進都市と創業支援に関して連携していることを知ってもらう目的で設置された。

福岡市総務企画局企画調整部 国家戦略特区スタートアップ担当 松尾雄介氏

 福岡市を拠点とするスタートアップ企業を全国の投資家、VCに支援してもらうことで福岡市からユニコーンやIPOを達成する企業を輩出したり、福岡県外のスタートアップが福岡市に拠点を移して福岡市のサポートを受けながら活動したりすることを推進している。

 現在各地でスタートアップ支援が盛んになる中、福岡市は2012年から先行してスタートアップ支援を続けている。節目を迎え振り返る中で見つかる課題もあり、10年間の成功と失敗を次の10年に生かすことで、スタートアップの中でも飛び抜けた企業を輩出することを目指す。

 また福岡市は「グローバルスタートアップ推進事業」も実施している。海外の都市や創業支援施設と連携し、11か国、地域と15拠点に及ぶネットワークを形成している。B Dash Campの福岡市展示ブースは福岡県外で海外展開を目指すスタートアップの注目も集めた。

 加えて、福岡市はグローバルに活躍する起業家等と、髙島市長の対談を通して、スタートアップ都市・福岡を国内外に発信するイベント「ASCENSION 2022」を開催している。

 今回は、メタバース・Web3をテーマに 「株式会社 Thirdverse 」 CEO 國光 宏尚氏との対談などをオンラインで配信する。

 併せて福岡市ブースでは、福岡市の官民共同型スタートアップ支援施設であるFukuoka Growth Nextの紹介も行われた。

 Fukuoka Growth Nextは福岡から将来のユニコーン企業を生み出すことを目的として、2017年に旧大名小学校跡地を活用して設立された。官民一体で起業や資金調達をサポートしたり、交流会やピッチイベントでネットワーク形成を手助けしたりする。またスタートアップに欠かせない起業家やエンジニア、デザイナー、PR人材の育成も学生から社会人まで幅広い層に向けて実施している。

 B Dash Campには東京を中心に福岡県外から多くの参加者が訪れる。この機会に福岡市のスタートアップ支援活動を知ってもらうことで県外から支援者を集めたり、Fukuoka Growth Nextが起点となり福岡市のスタートアップと東京のVCをつなげるべく、PRを行った。

Fukuoka Growth Next運営委員会事務局員 山坂遼太郎氏

(提供:福岡市)

1 2 3

合わせて読みたい編集者オススメ記事