メルマガはこちらから

PAGE
TOP

福岡市、スタートアップに規制緩和アイデアを募集 国家戦略特区でビジネス推進

B Dash Camp 2022 Summer in Sapporoで福岡市高島宗一郎市長が自ら発表

 2022年6月1日~3日、北海道札幌市でスタートアップ業界最大級のカンファレンスイベント「B Dash Camp 2022 Summer in Sapporo」が開催。2日のランチセッションに福岡市の高島宗一郎市長が登壇し、福岡市の「スタートアップによる国家戦略特区」の施策を発表した。規制緩和アイデアをスタートアップ企業に向けて募集し、優れたアイデアには福岡市が特区の認定を国に求めていく。

左からB Dash Ventures株式会社 渡辺洋行代表取締役社長、福岡市の高島宗一郎市長、ゲストで登場した北海道出身のHKT48 運上弘菜氏。

 企業の応募条件はスタートアップ、福岡市のサイトにおいて、国家戦略特区のアイデア募集で応募を受け付けている。世界でいちばんビジネスをしやすい環境をつくることを目的に、特区を設置、規制緩和でこれまで法の壁で難しかった新しいビジネスの実施を支援する。

 高島市長は「スタートアップ都市ふくおか宣言」から10周年、新しいことをしようとしているスタートアップに国の規制が追いついていない。どんどん成長できるよう国に正規ルートで福岡市が代わりになって声を上げていく、WEB3やNFTなど海外に出ていくしかない、ビジネスチャンスが海外に流れてしまうと説明した。

 スタートアップビザやキックボードの記載改革、福岡市で始めたことで規制緩和や他の自治体に波及しているケースもあり、規制緩和を進めてきた実績をもっている。

 募集締め切りは7月15日、集められたアイデアはこの秋に福岡で開催される「B Dash Camp 2022 福岡」にて、ピッチセッションを実施予定。良いアイデアは積極的に取り上げていき、12月以降で規制緩和で新しいビジネスを進められるよう、特区の提案を国に対して行なっていくとしている。

合わせて読みたい編集者オススメ記事