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堺市、令和4年度「堺市スタートアップ実証推進事業」に4社を採択

特集
堺市・中百舌鳥の社会課題解決型イノベーション

 大阪府堺市は2022年9月5日、令和4年度「堺市スタートアップ実証推進事業」の支援対象として4企業を採択した。

 堺市はイノベーションを創出するスタートアップの支援と、同市における社会課題解決を図るため、令和3年度から「堺市スタートアップ実証推進事業」を行っている。今年度は、2022年5月18日から7月4日の間に、堺市内で実証事業の実施を希望する新たなビジネスアイデアを募集したところ、全国のスタートアップなどから25件の応募があった。

 今回、株式会社さかい新事業創造センター(S-Cube)に設置された「さかいスタートアップ トライアル ラウンドテーブル」による審査の結果、支援対象企業が決定した。採択された企業とビジネスアイデアの概要は以下の通り。

株式会社アプリズム(大阪市中央区)
Depthカメラ(深度カメラ)を用いて取得した画像情報をAIモデルに連携し、対応が必要と思われる行動(転倒等)を検知して介護者に通知する独自の介護支援システム「ミマモリズム」を開発し、介護現場における課題解決を図る。

株式会社FMCC(大阪市淀川区)
スマホのカメラ機能を利用してどこでも自律神経機能評価が可能なアプリ「ヒロミル-疲労・ストレススキャン-」を開発し、疲労やストレス状態を把握するための客観的な評価方法の確立を図る。

Senxeed Robotics株式会社(東京都港区)
AIコミュニケーションロボットを活用し、ロボットと人(販売スタッフ等)が共存する空間を作り、店舗運営等における省人化やサービス向上への貢献をめざす。

株式会社VelodashJapan(大阪市北区)
台湾発のサイクリングアプリ「Velodash」を使った自転車観光による地域の魅力発信や回遊促進を図るとともに、収集したデータ活用による観光・交通政策などの持続可能なまちづくりへの貢献をめざす。

 堺市は今後、支援対象企業に対して、市内公共施設や協力企業が有する施設などの実証フィールドの提供や、民間事業者と連携して実証事業実施に必要な支援を行うほか、行政課題の提供や補助金の交付、実証事業のPR支援など、各企業のニーズに応じてサポートをしていく。

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