持ち手用の額縁部分を太くしたBOOX Note Air
BOOX Note Airは10.3インチ(A5版サイズ)のE Inkフロントライト付きパネルをB5版サイズの本体に収納した、珍しいタイプのデザインだ。同様のイメージは縦持ちした時に、意図的に画面側面に持ち手となる少し幅の広い額縁のあるAmazon Kindle Oasisがよく似ている。BOOX Note Airは重力センサーを搭載しているので、本体の向きを変更しても液晶画面は自動的に回転するので、利き手が左右いずれでも操作の利便性はまったく影響を受けない。
現在、筆者がBOOX Note Airと並行的に使っているもう一つの電子ペーパーデバイスである富士通QUADERNOも、BOOX Note Airとまったく同じA5版サイズのE Inkパネルを採用しているが、本体は持ち手のない平凡なタブレット型デザインとなっている。外観デザインはあくまで趣味の世界ではあるが、筆者はあえて持ち手用の額縁部分を太くしたBOOX Note Airに、デザインとしての斬新さを感じた。
BOOX Note Airは、筆記ペンにバッテリー不要で4096段階の筆圧を検知するワコムペンの技術を採用し、富士通QUADERNOの筆記ペンのように一定間隔の充電操作が不要なところが気に入っている。過去、何度か使おうとしたときにペンが電池切れで使えなかったという残念な経験をした筆者には、ありがたい仕様だ。
もちろんBOOX Note Airも手放しで喜べる良いところばかりではない。"モバイルは軽さ命"の筆者にとって、BOOX Note Airのペン込み実測重量433gは、QUADERNOの実測263gより170gも重く、1.65倍にもなっている。ここはなかなか判断の難しいところであり、それぞれの電子ペーパーがいったい何ができるかで判断をする必要がありそうだ。
BOOX Note Airは、従来のBOOXシリーズのどの電子ペーパーモデルよりオシャレなカラーコンビネーションだ。本体カラーはオフネイビー、そしてアクセントとなる差し色はオレンジを採用している。加えて同時に発売されている純正カバー(保護ケース)もオシャレな本体に似合う、センスの良い素晴らしいできだ。
再使用できる両面テープでBOOX Note Airは確実にカバーに固定でき、クラシカルな大学ノートの背張りにも似たデザインは、日々携帯していて楽しい秀逸デザインだ。専用ペンケースも付属し、BOOX Note Airはタブレットのように好みの角度をつけて立ててみることもできる仕様となっている。
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