ミラーリングや拡張モードでWindows機のセカンドディスプレーに
さて最後になるが、BOOX Note AirはType-Cポートを持ち、Windowsパソコンの2ndディスプレーとしてミラーリングや拡張モードでも使用することができる。筆者の興味のあるのは、Bluetoothキーボードを取り付けて、BOOX Note Airをよりリッチで本格的な"セレブ仕様のポメラ"として使ってみることだった。
今回は長年使って慣れているThinkPad Bluetooth TrackPointキーボードをBOOX Note Airに接続して、どのくらいストレスなくテキスト入力ができるか実際にやってみた。キーボード入力の時だけ、プルダウンメニューでディスプレー設定をノーマルモードからスピードモードに切り替えてやってみた。
実際にかなりのスピードで文字入力と漢字変換や訂正処理をやって原稿らしきものを書いてみたところ、E Ink画面のリフレッシュによる画面全体のフラッシュ(点滅)はほぼ皆無で、きわめて順調に文字入力ができた。BOOX Note Air本体とThinkPadキーボードの両方で実測938gと少し重いが、どこにでも持ち運んで大きな画面でストレスなく原稿が書けて、スマホテザリングでどこにでも原稿を送ることのできるネットワークポメラになりそうだ。
Androidを搭載したBOOX Note Airは、前述のとおり、同じA5サイズの富士通QUADERNOと比較した場合、その携帯重量は約1.26倍〜1.65倍ほど重い。ユニークOSを搭載し、パソコンを中継器としたレガシーなコンセプトを大きく超えるAndroid搭載のBOOX Note Airは、アプリの充実度、クラウドの活用によるスマホやタブレット、パソコンとの高い親和性は、重量差を大きく跳ね返してまだ余る価値を感じる商品だ。
今回の衝動買い
アイテム:「BOOX Note Air」5万9800円
アイテム:「BOOX-Case Cover for Note Air Grey」52800円
・購入:ヨドバシ.com
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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