またまたスペック表記が怪しいUSB関連機器を衝動買い
以前に本連載では、240W対応のスタンド付きUSBケーブルを衝動買いし本連載でもご紹介した(「超怪しい折りたたみT型スタンド付き240W急チャーケーブルを衝動買い」)。回転して広がる構造ゆえにスマホのType-Cポートにねじりの負荷を与え、さらに硬いケーブルで取り回しも悪い。
そのうえパッケージに踊るE-Marker搭載や240W対応といったスペックは実態と乖離した“なんちゃってハイスペック”だった。そんな苦い経験を経て、同系統の製品がケーブルレスという形で再登場したと知り、筆者は懲りずに再び手を伸ばしてしまった。果たして今回は「衣替え」で中身も進化しているのだろうか。
今回の商品は、名前のとおりにUSBケーブルを持たない「USB Type-C スタンドアダプタ」である。オレンジとブラックの2色展開で、樹脂製の軽量ボディに金属製の折りたたみ脚を備える。前回モデルで問題だった「回転して広がる脚」はかなり柔らかくなっており、スマホに挿した状態で展開しても、USB Type-Cポートに加わるねじれ負荷は軽減されている印象だ。
使い方はシンプルで、スマホに挿して脚を広げるだけで、縦置き・横置きのスタンドになる。ただし脚の保持力が弱いため、横置き時にはスマホの重量で自然に閉じてしまい、結果的に背面へ倒れるケースがあった。発想としては面白いが、スタンドとしての安定性は構造的にやや厳しい印象である。
ここで少し視点を変えてみたい。この製品、見た目のキャッチーさからスタンド機能に目が行きがちだが、本来の用途はむしろ別にあると考えたほうがしっくりくる。
スマホを横位置で両手持ちし、ゲームやSNSを長時間操作する際、バッテリーが尽きかけてもプレイを続けたいというシーンは少なくない。そのとき、スマホ下部のType-Cポートにケーブルを挿すと、コネクタからまっすぐ横に伸びたケーブルが手のひらや指に干渉し、操作性を著しく損なう。
この「地味だが確実にイラつく問題」を回避するために、コネクタの取り回しを変え、ケーブルの逃げを作る。そういう用途にこそ、この形状は本来フィットしているように思える。
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