エンジンスペックはほぼ変わらず
内装が少しだけ豪華になった
それではボンネットを開けて、エンジンを見ましょう。「タワーバーは当時マツダスピード標準装備装備(RS、10周年記念車)ですね」と早速杉山さんは説明。その話を聞いた近くのオジサン連中は「タワーバーを入れるのはチューンの基本だよねぇ」「まずはボディー補強をしてからですよね」と、取材そっちのけで勝手に盛り上がります。
「エンジンは排気量1600ccの直4のほか、1800ccの直4の2種類をラインアップしていました。NA型の後期に1600ccはなかったですから、ラインアップに復活したということになります。気になる最高出力ですが、1600ccが125馬力、1800ccが145馬力とほぼ同じです」と杉山さんは解説。「エンジンのマウント方法は、NA型でもお話しましたが、縦置きのフロントミッドシップになりますね」という重要なことも忘れてはいません。
後方に回る美環さん。やることはひとつ、ラゲッジスペースの容積確認です。「NAに比べて広く、底が平面になったみたい。何よりタイヤとかないですね」と感嘆の声をあげる美環さん。「一気に実用性が上がりましたね。これならバッチリです」と気に入ったご様子です。
それではドアを開けて室内をチェックしましょう。ドアノブはNA型とは異なり、大型化しています。前のタイプですとネイルをしている女性の場合、爪が欠けるというクレームがあったと何かの本で読んだことがあります。
「今度の車内は真っ黒だー」という美環さん。「パパのロードスターは明るい色合いで、そっちの方が好みかな」とチェックされていきます。「このモデルで注目してもらいたいのはセンターコンソールですね。NA型と違ってカーナビが入る場所をエアコン操作部より上、つまり見やすい位置になったんですよ」と杉山さん。
幌の開け方も変更。リアウインドウをガラス製としたことで、フロントガラス近くのフックを外すだけで簡単に開け閉めができるようになりました。このように「ライトウェイト・オープンスポーツカー」というコンセプトをそのままに、実用性を上げたのがNB型と言えるでしょう。
「NA型より乗りやすくなっている気がします」という美環さん。「なんかシッカリ感が増えていますね。基本的には前のNA型に似ているのですが、全体的にカチッとしているというのかな。そんな気がします」「大きさはあまり変わらないのかな? 乗っていて不満はないです」との評価。
オジサンたちも「NB型に乗っちゃうと、NAはクラシックカー感がありますね」「ひと昔前のクルマという感じはしますけれど、今このクルマが新車として出てきても不思議じゃないですね」「クラッチが今度は結構手前でつながりますね」「トルクが細いから、坂道だと大変かもね。でも楽しいなコレ」とニコニコ。ロードスターの凄いところは、こうした人を笑顔にする力を備えているところでしょう。
「自宅のクルマがNB型というのもありますけれど、今のところ、このNB型の方が好みですね」と美環さん。「家はグリーンですけれど、この色はホントに素敵。塗りなおしてくれないかな」などとNB型ロードスターを改めて気に入ったようです。次回は大きく変わったNC型をご紹介します。
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