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新車を買った情報2020 第57回

マツダ ロードスターRFに襲いかかる石と爪

2020年07月18日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■被弾を防ぐソーシャルディスタンス

 さて、最初の話題に戻って傷であります。ロードスターの車体が低いせいか、まず飛び石をくらいやすい。当たったのが石だったかどうかは確認できないので、正確には「飛翔体」のようなものですが、目立つところで計7発被弾。フロントバンパー右ライト前、ボンネット右前、右ドアにそれぞれ1発、右フロントフェンダー側面に2発。

 いずれも下地が見える程度のかすり傷ですが、運転席直上の天井に食らった1発は、塗装の下のアルミパネルまで到達しており、被弾した周囲はクレーター状にめくれています。もし天井を開けて走っていたらと思うと、天井さん僕の代わりに痛い目に遭ってくれてありがとうという気分です。

 フェラーリ乗りに言わせると、ダンプの後ろを走らないのが鉄則だそうです。が、北海道に住んでいる私の経験で言えば、春先はどこも危ない。冬の間に砕けたアスファルトをサイプの細かいスタッドレスが拾い上げるから。田舎の自動車専用道は対面通行区間が長いですから、こうしたものが対向車線からも飛んで参ります。

 対策としては春先はオープンで走らない。後続が抜きにかかってきたら、左に寄ってソーシャルディスタンスを確保する。可能なら減速して、先行車が撒き散らす飛翔体との相対速度、および衝突機会を下げる。あるいはロードスターは十分な高速走行性能を有しておりますから、制限速度とご相談の上「何人たりとも俺の前は走らせねぇ!」でもよろしいでしょう。

 まだガラスに当たって割れていないだけラッキーですが、塗装の穴も放っておくとスケールが溜まって宜しくないですから、近々にタッチアップペイントで埋めなければなりません。面倒ですなあ。

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