最近のスマホ決済では、「au PAY」の最大20%還元キャンペーンが話題です。1日あたりのポイント還元額が引き下げられ、軽く炎上するほど盛り上がっていましたが、中盤からは新型コロナウイルスの影響か、すっかり落ち着いています。
消費が大きく落ち込み、景気後退の懸念が指摘される中、キャッシュレスやスマホ決済が果たす役割を考えてみます。
■大規模還元が始まるも、条件変更やシステム障害に不満の声も
au PAYの最大20%還元は、3つのステージを通して最大7万ポイントという大型のキャンペーンです。春の新生活を前に、家電など大きな買い物をする準備をしていた人も多いのではないでしょうか。
しかしキャンペーンの3週目には、1日あたりの還元額が最大6000ポイントに引き下げられ、不満の声が続出しました。本来であれば1日あたり6000ポイントでも破格のオファーとはいえ、最初に3万ポイントと言ってしまった以上、損をした気分になることは明らかです。
ライバルのPayPayがほぼゼロの状態から20%還元を始めたのに対し、au WALLETの会員数は2000万を超えています。毎週10億円を2000万人に配れば、単純計算で1人50円にしかなりません。「攻略法」を身につけたユーザーが増えたことも相まって、大型還元はそろそろ難しくなってきた感があります。
さらに3月18日にはシステム障害が発生し、決済やチャージができない事態に陥りました。レジに行列ができているときにスマホ決済に失敗すると、ばつの悪い思いをするものです。キャンペーン終了後も安心して使えるよう、信頼性の向上を求めたいところです。
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