乗ったのは美環ちゃんです
男でも欲しくなるN-WGNに登場した「女子仕様」に乗ってみた
2019年11月26日 12時00分更新
やはり女子からの意見が重要ということで……
いい年したオッサンである筆者が「かわいい」と言っても説得力はゼロだ。ここは女子の忌憚のない意見を伺うべく、当初設定されている「20代後半」つまり「アラサー」からは若干年齢層は離れてしまうのだが、カリスマバイク女子で現在普通自動車免許取得中の美環さん(永遠の18歳)に見てもらうことにした。ホントは運転してほしいところだが、取材時の美環さんは「仮免」であったため残念ながら見送りに。
まずは企画趣旨を伝えずに中を見てもらったところ「こんな内装の車は初めてかも」「車って、黒い内装が多くないですかぁ? この車、オシャレですねぇ。シャレオツっすー!」と好印象の様子。掴みはOKだ。
そこで女子向けの車両であると伝え感想を聞いたところ「女子向けっていうと、パステル系のピンクとかが多いですけれど、バーガンディというのかしら? 何となくオトナな感じがします。あとキラキラ系じゃないですから、広い年齢層にも受け入れられそうですね。普段はママが乗って、時々娘さんが乗ってもいいし、男の人が乗っていても不思議じゃないかも」という模範的な解答。
ここで注目は「普段はママが乗って、時々娘さんが乗っても受け入れられる」という点。実はN-WGNの前モデルの女性購買層は、30代と50代を中心とした20代~50代で占められており、さらに20代に至っては男性の2倍の比率で購入していたのだとか。つまりママ(50代)が所有する車を時々娘(20代)が運転する、もしくはその逆、ということは十二分に考えられるわけで「ママの車、キラキラ系(軽)で恥ずかしい」では、多感な年頃を持つ娘と、母親との関係に軋轢を生じ、家庭不和になりかねないのだ。
色見だけの話ではエレガントカラーコレクションは終わらない。カバーやハンドルの手触りが好印象なのだ。美環さんの言葉を借りると「車の本革シートって、素足で座るとペタペタして嫌なんですよー。このカバーは暑い夏でもサラッとしていていいですね。ハンドルを触った感触もイイっすねぇー」というもので、中央はファブリック、両サイドは合皮というシートが多い軽自動車の中において、一つ上をいく質感に満足だ。
ハンドルカバーは、アウディの高級車にも似たスムースレザーの感触はイイモノ感に溢れている。常に触れているものだからこそ、こういったところはとても大事だ。赤いステッチは、どことなくスポーティーにも思える。樹脂製ハンドルやシフトレバーでは、やっぱり気分が乗らないものだ。
機能面では、助手席に何やらヒモが。これがアイデア賞モノで、カバンの取っ手部分を結び、運転中カバンがあまり動かないようにするというもの。これは女性ならではの発想といえるだろう。
ちなみに、エレガントカラーコレクションに含まれないが、試乗車のシフトレバーにはキラキラしたイミテーションが入ったカバーが取り付けられていた。ホンダアクセスは昔からこのキラキラカバーを販売しているそうだ。筆者はまったくピンと来なかったものの、若い女性の中にはキラキラしたスマホカバーを好む人もいるし、長年販売しているということは、需要があるということだ。
エレガントコレクションにはワイヤレスキーのデコレーションカバーも用意されている。こちらはネイビーではなく、シャンパンゴールドをベースにレリーフが入った、ゴージャス感溢れるもの。ゴールドよりカーボンの方が大好きという「典型的な男の子」な筆者は、またしてもピンと来なかったのだが、このキーカバーを美環さんに見せたところ「こういうのもあるんですかぁ。面白いですねぇ」と興味津々。彼女に持って貰うと金色の鍵が途端に萌えアイテムと化して、興味を抱いてしまうから不思議だ。
こうして一通り見てもらい、撮影をした後にいつもなら現場でお別れなのだが、時間が押してしまい、美環さんを次の現場まで送り届けることに。現場に到着すると某社の女性広報が出迎えてくれたのだが、彼女は最初「新しいN-WGNですか?」と車を観察していたが、エレガントカラーコレクションのエンブレムを見た途端「ホンダって、女性向けの車両を出しているのですか?」と驚いた様子。商品について伝えなかったのだが「結構センスありますね。かわいいですねコレ。ホンダがこういう事をするって意外」と好反応。わかりやすいメッセージ性と意外性に、新たなブランドの誕生を感じた。

この連載の記事
-
第612回
自動車
「カワイイ顔して、中身はタフ」女性支持4割の三菱・デリカミニが、毎日の相棒に選ばれる3つの理由 -
第611回
自動車
テスラ・モデルYが劇的進化! スマホ世代を熱狂させる「走る巨大ガジェット」の正体 -
第610回
自動車
【最長航続距離846km】アウディ「A6 e-tron」はEVの航続不安を過去にする究極のグランドツアラー -
第609回
自動車
輸入車No.1の燃費とアルピーヌの走り! ルノー「ルーテシア」が叶える欲張りな選択 -
第608回
自動車
なぜセダンを廃止した? ワゴン一本勝負に出た新型パサートの「潔さと勝算」 -
第607回
自動車
Cクラスに900万円出す価値はあるか? 豪華装備の「C220d Luxury」に見る、SUVにはないセダンの底力 -
第606回
自動車
「家族も荷物も諦めない!」510馬力の最強ワゴン「BMW M3ツーリング」 -
第605回
自動車
「EVでの遠出は不安」が「楽しい」に変わる!? アリアで往復1600km走ってわかった、アプリ連携の絶大な安心感 -
第604回
自動車
「もっと運転が上手くなりたい」あなたへ。FR以上にドライバーを育てるミッドシップGRヤリスという提案 -
第603回
自動車
スマホとクルマの連携! ダイハツコネクトはアプリで走行履歴やクルマの場所がわかる -
第602回
自動車
100万円台でこの満足感。3代目ハリアーがコスパ最強な8つの理由 - この連載の一覧へ












