スマホにも望遠が当たり前の時代に突入しそう
前回に引き続き、スマホで猫を撮る話。スマホのカメラにも望遠を……というのは誰でも考えることなんだけれども、望遠にするほどレンズの奥行きが必要になってスマホの厚みに収めるのは難しい。
じゃあ、ってことでかつて薄型コンパクトデジカメで使われた(今でも防水系のカメラでは一般的な)「屈曲光学系」を入れてきたのが、OPPOの「Reno 10x Zoom」なのである。とうとうスマートフォンも望遠カメラの時代に突入しようとしているのだ。3つ搭載したレンズの中で、四角いのが望遠カメラ。35mm換算だと130mm相当。猫を撮るには十分な望遠だ。
しかも、画面上のボタンをタップするだけでさくっと望遠になるのが楽なところ。ラクだからつい使っちゃう。うちの猫が箱に入った瞬間に、ついパシャ。
スマートフォンで簡単にこれが撮れるってのはラクすぎて堕落しますな。ただし、すごく狭いスペースに130mm相当なんてレンズを入れているので、明るくない場所だとクオリティ的にきついところはあるわけで、調子に乗って乱用せず、うまくメインカメラと使い分けたい。
冒頭写真は小雨はぱらついていたけど、それなりに明るい屋外。猫が2匹、屋外に放置された棚の中で寝てた(上の段があるので雨に濡れないのだ)のを撮ったもの。良い感じです。で、もちろん猫認識機能はあり。
先日、目的地へ近道しようと地図を見ながら都会の住宅街に入り込んだら、塀の上に立派なサビネコが1匹。あまり近づくと逃げちゃいそうだったので、望遠スマートフォンの出番というわけである。ちょいと天候は悪かったけど、良い感じに真正面から撮れました。
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