デザインが完成してしまったのではないか:
アップルからジョニー・アイブが退職する理由はiPad Proを見るとわかりそうだ
2019年07月03日 16時30分更新
●「コンピュータ」のデザインはひと段落?
実はアップルの中でいま一番変化率が大きいのはiPadです。
2017年3月に9.7インチ版のiPadについて、それまでのiPad Airベースで価格を下げ、2018年にはApple Pencil対応を実現しました。同じ年の10月にはiPad Proを刷新し、ホームボタンを排除する新しいデザインと、Face IDに対応する新しいフォームファクターへ移行しました。
そして2019年5月、WWDC19直前には、iPad AirとiPad miniを久しぶりに刷新し、機械学習処理に長けたパワフルなA12 BionicとApple Pencil対応を実現しました。こうして、ハードウェアとしてのiPadは、7.9インチから12.9インチまでの5つのサイズ展開になりました。
WWDC19では、iOSとiPadOSを分離し、iPadについては、iPhone寄りからMac寄りへ、その位置づけやアプリ開発の方向性を舵取りしました。こうしてiPadは、「モバイルデバイス」から「コンピュータ」へとリブランディングを進めていくことも明らかになりました。

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