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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第58回

ARキラーアプリ登場の可能性:

アップル今年は「iPhone以外」に注目

2019年09月04日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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 アップルは報道関係者向けに招待状を送り、米国太平洋夏時間9月10日午前10時からイベントを開催することを告知しました。招待状には「By innovation only」というフレーズが添えられ、上から緑、青、黄、赤、紫の5色に塗り分けられたリンゴマークが描かれていました。

 この5色が、というわけではないのですが、この透き通った液体のようなカラーリングは、どこか初代iMacやiBook、あるいはMac OS X初期のアクアのインターフェースの雰囲気を思い起こさせます。そんなノスタルジーを感じるアップルユーザーはほんのわずかで、14億人にも達するユーザーベースの大半が、iPhone以降で開拓してきた新しい世代のアップルユーザーということになるでしょう。

 昨年、2018年のイベントの招待状は黒い背景に、Apple Parkの円盤を表すアイコンがシックなゴールドカラーで描かれ、「Gather round.」というフレーズが添えられていました。このゴールドのカラーは、2017年モデルのiPhone Xに用意されなかったゴールドカラーが追加され、その色味と共通していました。

 そのため、この5色のカラーリングは、iPhoneの新モデルのバリエーションに共通しているのかも、と勘ぐりたくなってきました。

 カラーバリエーションが充実していたのは2018年モデルではiPhone XRでした。日本語の色名でいくと、黒、白、赤、(PRODUCT)RED、黄、青、珊瑚の6色。珊瑚色のコーラルは、オレンジともピンクとも見えるような絶妙な色でした。

 このラインアップと前述の招待状に描かれた5色のカラーリングを比べると、緑と紫が新しい色、もしくは既存の色の入れ替えになるのではないか、と予測することもできます。もちろんやるとするなら、ベーシックな白と黒を残して、ということになると思いますが。

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