SUPER GT 2019 GT300クラス観戦記

令和最初のSUPER GT GT300クラスを制したのはGT-R!

文●栗原祥光 撮影●加藤智充

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10連休の大観衆の中で始まった決勝レース

 決勝レースの4日は、10連休の後半とあってか、朝から富士スピードウェイ周辺には最長1kmを超える長い入場渋滞ができるほどの大混雑。サーキットには当日5万6千人の大観衆が詰めかけ、通常レースより200km長い「500km/110周」の長距離決戦は大入りの中で行なわれた。

 午前中は快晴で、絶好の行楽日和。しかし、スターティンググリッドに車列ができる頃から空には厚い雲が立ち込めてくる。そしてグリッドウォークの後半から雨粒が落ち始め、路面はあっという間にウェットコンディションへ。開幕戦の岡山に続いて、セーフティーカー先導によるスタートとなった。

 レースは3周目からスタート。ポールポジションの56号車が好ダッシュを決めてホールショットを取る。後方の2番手・3番手につけたマザーシャーシ勢がそれに続くが、1コーナーから争いが激化。その隙を縫って4番手スタートの11号車がごぼう抜き。アドバンコーナーを抜けたあたりで2番手に浮上し、GT-Rがワンツー体制を構築する。11号車は56号車を猛追。5周目の最終パナソニック・コーナーでパスしトップに立つ。

開幕戦に引き続き大雨がコースを襲う

 しかし、このあたりから雷鳴が富士スピードウェイに轟き雨も激しくなっていく。この雨の中で強さをみせてきたのがGT3勢。9周目に55号車(ARTA NSX GT3)が3番手に浮上すると、これに34号車(Modulo KENWOOD NSX GT3)、4号車が追従。予選好タイムだったマザーシャーシ勢は後方に沈んでいった。

 そして、13周回目にとうとうセーフティーカーが導入。雨脚はさらに強まり、9号車をはじめ、スピンする車両も続出。16周目を迎えた15時4分、赤旗が掲示され、レースは一時中断を余儀なくされて、メインストレート上にはクラスごとに車列が形成される。トップが11号車、2番手に56号車、3番手55号車、4番手34号車、5番手4号車。

 GT500クラスはポールの23号車に対して、富士をホームコースとするレクサス勢が牙をむく。先陣を切ったのは予選2位の37号車(KeePer TOM'S LC500)。3周目にダンロップコーナーでオーバテイクに成功する。しかし、23号車もタイヤが温まってくると37号車を猛追。再逆転に成功する。いっぽう、後方からは今年から新体制となった38号車(ZENT CERUMO LC500)が力走を見せる。7番手スタートだった38号車は、次々に先行車両をパス。9周目のダンロップコーナーで37号車をオーバーテイクし2位に浮上。23号車を猛追し、13週目にパスに成功したところでセーフティーカーが導入されてしまった。

 レースは30分間中断し、雨が止んだ15時33分にセーフティーカースタートで再開。後にセーフティーカーが入り19周目から闘いの幕が再び上がった。隊列が1コーナーに向かう中、55号車が1コーナーをオーバーランし4番手に後退。さらに5号車がセーフティーカーラン中にスピンしたとしてドライブスルーペナルティの裁定が下る。

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