第3世代の「Snapdragon Automotive Cockpit Platform」を
搭載した試作車
クアルコムによる自動車関連の発表でひとつの柱となっていたのが、自動車メーカーがもっとも注力する安全性の向上に向けた「セルラーV2X直接通信」の展開だ。CES 2019ではCity of Las Vegas、Regional Transportation Commission of Southern Nevada (RTC) 、Commsignia社との協業の元に、Qualcomm 9150 C-V2Xチップセット搭載車の実用性をテスト。ラスベガス市内の道路に実際に設置された信号機と、ホテルRIOの駐車場を使ったセルラーV2X直接通信の有用性のデモンストレーションを、ブースでライブ中継していた。
クアルコムは車載のシステムについて、車載用プラットフォームとして第3世代となる「Snapdragon Automotive Cockpit Platform」を発表。これは車のコックピットや車内エンターテイメントを制御するためのプラットフォームで、「Paramount」「Premiere」「Performance」と3つのレベルで展開される。
車内ではAmazon Alexaと連携
クアルコムは車内システムにおいてAmazon Alexaによる自然言語処理・音声認識を活用をする技術を展開しており、プレスカンファレンスではAmazon Music、Prime Videoが自動車内のシステムとして機能が解説された。
クアルコムブースではこの他にも、同社のSnapdragon採用デバイス、ワイヤレスチップ採用デバイスを多数展示。デバイスメーカーとしての存在感を見せつけた。
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