CES 2019レポート 第36回
オンラインの無料の訓練用プラットフォーム「ALIENWARE Academy」開設
ゲーマー育成に力を入れるデルゲーミングの今後、ゲーマー理想のマシンをイノベーションで実現
2019年01月21日 18時00分更新
デルはCES 2019で最強クラスのゲーミングノートパソコン「ALIENWARE AREA-51m」や17.3型の「Alienware m17」、15.6型の「Alienware m15」、Gシリーズの新モデル「Dell G7 15」「Dell G7 17」「Dell G7 15」などを発表した(関連記事)。今後もさらにゲーミングシーンに力を入れていくデルだが、今後のPCゲーム市場をどう考えているのだろうか。
今回は、プレミアムデスクトップ プランニング&コミュニティーエンゲージメント担当 グローバル マーケティングディレクターのクリストファー・サトフェン氏に、AlienwareとGシリーズの今後についてインタビューを実施した。
ALIENWAREはゲーマーとして誇りを持っている人が使ってくれている
ーーCES 2019では、ALIENWAREとDell Gシリーズ
どちらも新機種が登場しました。この2つのブランドは、どういったゲーマーをターゲットとして考えているのでしょうか。
クリストファー・サトフェン氏(以下、サトフェン):ALIENWAREは、プロゲーマーを含む真のゲーマー向きのゲーミングパソコンです。自分がゲーマーであるということに誇りを持っている人が使ってくれています。そういった人たちは、ALIENWAREにあこがれを持ってくれるんです。その分性能はもちろん、様々なテクノロジーやイノベーションによって期待に応えていこうと考えています。
その分、ALIENWAREはDell Gシリーズ
と比べると高価です。Dell Gシリーズ
は必要なイノベーションなどはしっかり搭載しつつ、リーズナブルなモデルになっていますので、ALIENWAREはちょっと手が届かないという人にもゲームを楽しんでもらうためのモデルです。
ーー今、日本でe-Sportsが徐々に盛り上がってきていますが、それはご存知ですか?
サトフェン:はい。東京ゲームショウ 2018に行ったときに、e-Sports向けのブースやステージがたくさんあったのを見ました。東京ゲームショウには何度か足を運びましたが、昨年は初めてe-Sportsがフォーカスされていると感じました。
ーー日本でのe-Sportsの盛り上がりを踏まえて、日本のゲーミング市場はどう考えているのでしょうか。
サトフェン:私はアメリカを中心にマーケティングを実施しているのでそこまで詳しくはないですが、今まで個人的には日本はコンソールの国という印象がありました。しかし、ここ2~3年でe-SportsやPCゲームも盛り上がってきているのを知っていますので、日本のマーケティングの人たちにもがんばってもらって、一緒に盛り上げていきたいです。

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