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プリンストンのデジギア道 第57回

ペンケースに入っていても違和感ないコンパクトさとデザインが魅力

高級ボールペンにしか見えないが、実は極細の静電式スタイラス「PSA-TPR01」

2017年02月27日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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一見、高級ボールペンのようだが……

まるでボールペンのようなスタイラス

 写真手前のペン、一見ボールペンのように見えないだろうか? 実はスタイラス「PSA-TPR01」なのだ。

 プリンストンが販売するこのスタイラスは、「リチャージブル アクティブスタイラス」であり、その名の通り、充電して利用する静電式のスタイラスだ。

静電容量式パネルに対応!

 「静電式」と聞いてピンと来ない方のために簡単に説明すると、タッチパネルには大きく分けて2つの種類がある。感圧式と静電容量式である。感圧式は、圧力を感知するフィルムで、指やそのほかのポインティングデバイスがパネル上のどこを触っているのか判別する方式で、ゲーム機やATMなどに採用されている。

 静電容量式は、パネルに指先が近づいた際の静電容量の変化をディスプレーに仕込んだフィルムで感知する。フィルムには規則的なパターンが刻まれており、静電容量の変化が大きいブロックに指が触れたということがわかる。昨今のスマートフォンやタブレットは、ほとんどがこの静電容量式のタッチパネルを採用している。

 そして、静電容量式で使えるスタイラスも大きく2種類に分けられる。ひとつは、電気伝導効率の高い導体で作られたスタイラスだ。ペン先がメッシュ状の金属などで覆われている製品がこれに当たる。電気を使用しないため気軽に使え、かつ仕組みがシンプルなので故障の心配も少ないメリットがあるが、ペン先にある程度の太さがないと静電気が伝わらないため、細いペン先にはできないというデメリットも持ち合わせている。

 もうひとつは、自己静電発生タイプ。こちらはペン先を任意の太さにできるという大きなメリットがあるが、その代わりに電源が必要で、しかも装置を内蔵する分、筐体が大きくなりやすいデメリットがある(それでも、以前と比べれば極太の製品は減っている)。

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