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国家的な成長戦略プログラム

ちょっとした独自アイデアも募集 「異能vation」今年も受付中

2018年06月22日 14時30分更新

文● 貝塚/ASCII

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「異能vation」公式サイトより

 「異能vation」は、総務省による国家的な成長戦略のプログラム(業務は角川アスキー総合研究所、ほか協力協賛企業グループ各社が実施する)だ。

 名称は「革新」を意味する「innovation」と、「特異な」「変わった」というニュアンスの「異能」から成る。平成26年から毎年実施されているが、平成29年からは、6月9日に閣議決定された「未来投資戦略2017」に位置付けられている。

どんなプログラムなの?

 以下は、公式サイトによる異能vationの説明だ。

 異能vationプログラムは、ICT分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT研究開発課題に挑戦する人を支援するものです。

 既存の常識にとらわれない独創的な「変わった事を考え、実行する人(通称「変なひと」)」による「なにもないゼロのところから、イチを生むための挑戦」を支援するとともに、そうした方々が交流する機会を設けて掛け合わせることで、さらなる独創的な発想が生まれることも期待しています。

 人類史上、既存の枠にとらわれない破壊的なイノベーションを起こしてきたのは、こうした奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦してきた「変なひと」でした。異能vation プログラムは、こうした人たちにできるだけ多くのチャンスを与えることが日本の未来を創る、と信じて取り組んでいるものです。

 平成30年度の異能vationプログラムは、ICT分野において、

①破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援する「破壊的な挑戦部門」と、
②「未来がより良くなるような、ちょっとした独自のアイデア」「こだわりの尖った技術やモノ」「自らが発見した実現したい何か」を表彰する「ジェネレーションアワード部門」

の2部門にて実施いたします。

「異能vation」公式サイトより

 要約すると、日本が国際的な競争力を維持、強化し、社会問題の解決と経済成長を達成するためには、ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)の革新に合わせ、社会にも革新が必要になる。革新のためには、既存の市場を劇的に変化させる、「破壊的なイノベーション」が不可欠。

 既存の常識から見て「変わった」発想の芽が自然に育ち、国民が失敗を恐れずにチャレンジできる雰囲気が必要になる。そういった雰囲気を醸成していくために企画されたのが、異能vationというプログラムなのだ。

 平成30年度の今回は、破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援する「破壊的な挑戦部門」と「未来がより良くなるような、ちょっとした独自のアイデア」「こだわりの尖った技術やモノ」「自らが発見した実現したい何か」を表彰する「ジェネレーションアワード部門」を用意。

 いずれも応募方式などはほぼ共通となるが、「破壊的な挑戦部門」は、技術課題の解決を念頭に置いたプロジェクトを受け付け、選出されれば、最大300万円までの支援が支給(期間は最長1年間)される。一方の「ジェネレーションアワード部門」は「ちょっとした独自のアイデア」や「一番いい使い方がわからないが、尖った技術」なども対象とし、SNSでの応募も可能。「ジェネレーションアワード部門」で表彰を受けた場合、企業と組んでアイデアを実現する機会も設けられるとする。また、いずれも年齢は不問で、「日本国籍を持つ者、または終了まで日本国内で技術開発や対応が可能な者」が応募対象者となる。

選考プログラム

人工知能には予想もつかないアイデアが重要

 都内で開かれた発表会には、異能vationオフィサーとして、総務省 国際戦略局 技術政策課の笠井康子氏が登壇。

総務省 国際戦略局 技術政策課の笠井康子氏

 「日本は持続的イノベーションは得意ですが、破壊的イノベーションは苦手です。『出る杭を打つ』とか、『失敗を恐るあまり慎重にやる』みたいなところがあります。(社会に確信を起こすようなイノベーションが生まれるには)これまでにない、人工知能には予想もつかないアイデアが重要になってきます。そのためにも、変わった発想が自然に育つ苗代、失敗を恐れない雰囲気、多様性、ダイバーシティを認める文化が必要です」(笠井康子氏)

 両部門とも、すでに受付を開始しており、7月20日の18時までアイデアを受付中だ。自薦だけでなく、「周りにいる変わった人」や「面白い技術を持っている人」を他薦というかたちで応募することも可能。

 ぜひ、自身の、または身近な人のアイデアで、国家戦略という舞台に挑戦してみてはいかがだろう?

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