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プリンストンのデジギア道第60回

一家に一台レベルで便利

今の時代にあえて使いたいデジタルメモ帳「ideaBoard」

2017年05月26日 11時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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あえて使いたいデジタルメモ帳

 「夕飯はレンジの中に入っています」「22時には戻ります」。そんな「書き置き」は、メールやメッセージングソフトが携帯電話で手軽に使えるようになる前の時代、どこの家庭でもごく一般的なものだったのではないだろうか。

 あるいは、ちょっとした予定やメモを書き付けるために、アナログのメモを電話のサイドボードに置いていたのも似たようなものかもしれない。記録に関しては発達しすぎとも言える現代、紙に手書きで文字を書く機会は減ってきている。

機能がシンプルなら外観もシンプルである

 プリンストンの「ideaBoard」は今の時代に「あえて」使いたいと思わせるデジタルメモ帳である。価格は4980円。感圧式のパネルにメモを書き付けること以外、余計な機能は何ひとつ付いていない。クラウドへのアップロードや、他のデバイスとの共有、保存すらできない。しかし、このシンプルさがメモ帳としては妙に心地いいのだ。

 紙のメモからPCやスマホへの移行で抜け落ちてしまった単機能ならではのわかりやすさ、デバイスへの入力ではなく手書きで済む簡便さは、一度味わってしまったら止められない(そして紙のゴミも発生しない!)。さっそく次項から、仕様や使い勝手を交えてideaBoardを紹介していこう。

シンプルな構造だからこそ使いやすい

 サイズはちょうどMacBook Pro(15インチ)の半分ほど。パネルは10インチだ。パネル表面は紙に文字を書いているときの感触に近づけるため、つや消しでざらっとした質感に加工されている。Windowsタブレットなどでも「紙に近い書き味」をうたうモデルがあるが、ちょうどあれに近い書き味である。

MacBook Pro(15インチ)に載せたところ。半分ほどの大きさ

ペンはこのくらい

 そういったWindowsタブレットと大きく異なるのは、バックライトやマルチタッチセンサーを内蔵せず、またカバーガラスも樹脂製の薄いものを採用しているため、表面からパネルの実物までの距離が極めて近いと言うこと。

 ガラス表面からパネルまでの距離が遠いと、ペンの接地面とパネル上に現れる筆跡にギャップが生まれ、妙な違和感を覚えてしまうことがあるが、ideaBoardにはそういったことは起きない。また、プロセッサーを介する複雑な演算をしているわけでもないため、レイテンシーはゼロ。シンプルな仕様だからこそ実現できた使用感のよさと言えるだろう。

 本体はボタン電池(CR2032)で駆動し、理論値では電池を一度交換すると、5万回消去できるらしい。5万回というと、1日に10回消して13年も使える計算になる。実際にここまで持つかどうかはさておき、相当のバッテリー効率の良さであることは確かだ。

 さて、使い方を紹介したいところだが、正直なところ、それはユーザーの数だけあるとしか言いようがない……メモ帳の使い方が人によって様々なのと同じことである。とは言え何も紹介しないのもおかしいので、数日使用して「こんな風に使ったら便利じゃないかな?」と思った使用法を紹介したい。

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