便利に使える操作メニューと番組表
まずは、LC-46LB3の画面メニューを使って、AQUOSの操作メニューや主な機能を解説していこう。薄型テレビ各社の操作メニューは、基本的には同一のメニューが採用されているので、取り上げるモデル以外の製品を検討している人にも参考になるだろう。3Dなど、LC-46LB3だけの独自機能については別項で紹介する。
操作メニューは、放送画面をわずかに縮小し、上部と右横の逆L字型のスペースにメニューを表示する「モーションガイド」を採用していることが特徴。これは、各種の操作や設定がテレビ放送を見ながら使えるので、使い勝手が良い。
もちろん、使いたい機能や設定を選択すると、放送画面が消えてそれぞれの操作画面に切り替わるので、常時放送を見ながらすべての操作ができるわけではない。しかし家族と一緒にテレビを見ているときなど、あまり気兼ねせずにメニューを開けるメリットは大きい。
部屋の環境などに合わせて見やすい輝度や色味に画質を調整する「自動画質調整」は、いちいちリモコンで画質モードを切り換えずに済むメリットに加え、省エネにも貢献する。ユニークなのは、その自動画質調整に自分の好みを反映できること。
画質は、スポーツ/ドラマ/映画でそれぞれ3つプリセットから選ぶ。音質の場合も、声の再現、音楽などの項目で5つから選べるようになっている。初期設定時に一度済ませてしまえばいいので、さほど面倒でもない。
ユーザーの嗜好を学習して
お好みの番組表を自動生成する「常連番組」
番組表で便利なのが「常連番組」。これは視聴履歴やユーザーの嗜好を学習し、よく見る番組を集めて独自の番組表を自動で作成するもの。リモコンで常連番組を選ぶだけで、チャンネル切り替えまでも自動化されるので便利だ。
このほか、番組探しに役立つ検索機能は、ジャンル検索のほか、特徴検索とキーワード検索が可能。いずれも検索速度が高速で快適に使えるのが特徴。ただし、複数のキーワードやジャンルを組み合わせることはできないので、ピンポイントで番組を探したいときなどには少々物足りない。
そして、LC-46LB3の場合は、内蔵BDに加えてUSB HDDへの番組録画も可能。予約した番組は番組表の左に予約リストが現れ、その場で確認できる。番組重複などの確認もしやすくて便利だ。
豊富なネット機能を搭載
ここ最近の製品では、インターネット機能がほぼすべてのモデルに搭載されている。独自のテレビ向けネットポータル「AQUOS.jp」のサービス自体は、以前からあるものとほぼ共通だが、「アクトビラ」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS」の「動画サービス」といった動画配信だけでなく、毎日新聞の主要ページが読めるサービスや、登録した地域に配布されるチラシを見られるなど、ファミリー層のニーズに合ったサービスが多いことも特徴だ。
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